お笑い芸人のガリベンズ矢野といえば、2ちゃんねる創設者で実業家のひろゆき氏のモノマネでプチブレイク中。今年1月にテレビ東京で放送された「ものまね芸人151人がガチで選んだいま本当にすごいものまねランキング2022」では、みごと1位に輝き、ひろゆき氏本人もTwitterで「こういう場合、おいらが喜んでいいのかよくわからない」と、複雑な心境をつづっていた。
2月1日にオンエアされた「マッドマックスTV」(Abema TV)では、「2022年こそマジでひろゆきを論破させちゃうぞ!SP 番外編」と題して、ついに“論破王”ことひろゆき氏とガリベンズ矢野のディベート対決が実現。「モノマネ芸人は相手にお金を払うべきor払わなくていい」というテーマで論戦を繰り広げた。
「ボクが『モノマネやめてください』って言った場合はどうなるんですか?」と、“払うべき派”のひろゆき氏が先制パンチを繰り出せば、ガリベンズ矢野はひろゆき氏のモノマネをしながら「『やめてください』って言ってもそれを裁ける法律とかってないですよね」と応戦。
これに対して「本人に嫌われてもモノマネを続けるのってメリットがない気がするんですけど」とひろゆき氏が発言すると、ガリベンズ矢野は「払った人って聞いたことがない」と返したものの、その後、どういうわけか松村邦洋がモノマネの対象者たちにお中元を配っているというエピソードを明かして墓穴を掘ってしまう。
「金銭的価値のあるモノを渡している人はすでにいて…」「本人が喜ぶ何かを渡したほうがうまく回るよね、っていうのは事実じゃないですか」とひろゆき氏がたたみかけて優位に立つ展開に。結果、審査員3人のジャッジは2対1でひろゆき氏の勝利となり、“論破王”の実力を見せつけることとなった。
「勝負を終えて、ガリベンズ矢野さんはモノマネの公認が欲しいのか、『いくらくらい払ったらやってもいいよって感じになりますか』と聞くと、ひろゆきさんは彼の収入を考慮して『数十円』と答えていました。たった数十円という驚きの金額でひろゆきさんからモノマネの公認がもらえるならしめたもの。すかさずガリベンズ矢野さんが公認をせがむと、ひろゆきさんは『数十円出されてもしょうがないんで』『間に合ってます』とやんわり拒否。断り方もウィットに富んでいて、懐の深さを改めて実感させられました」(テレビ誌ライター)
今回のやりとりから、公認はまだまだ遠く、“黙認”の状態はしばらく続きそうだ。