1月11日発売の「サンデー毎日」が、北野武の新作映画「首」(仮題)に関する情報を掲載した。同映画は現在、公開が危ぶまれているという。
「記事によると、映画『首』の撮影は昨年10月でクランクアップしたものの、トラブル続きで完成に至っていないのだとか。今回の北野映画は、角川映画が制作・配給、そしてNetflixが制作費10億円をかけて世界配信する予定だったそう。しかし現在、角川と契約をめぐって調整がついていないほか、宣伝を務める主要スタッフが降りてしまったとのこと。そのため、編集を含めて様々な作業が停滞しているようです」(芸能記者)
また、「サンデー毎日」によれば、映画「首」は当初、主演に渡辺謙を迎えて撮影する予定だったという。しかし渡辺に断られたため、主演は西島秀俊に変更されたというのだ。
世界配信するとなれば、ハリウッドで活躍する渡辺の不在は痛手にも思えるが、映画ファンからは西島の主演に期待が集まっているという。
「昨今、西島が主演を務めた映画『ドライブ・マイ・カー』が、米ゴールデン・グローブ賞など世界の名だたる映画賞を席巻しているんです。1月8日に発表された全米映画批評家協会賞でも、西島が主演男優賞を獲得しました。それだけに、たけし映画の主演が西島に変更されたことについて、映画ファンからは『結果的に西島さんでよかった気がする』『今最も世界から注目されるアジア俳優の1人になったからプラスに働きそう』と期待する声があがっています」(前出・芸能記者)
北野自身が書き下ろした戦国歴史エンターテインメント小説を映画化したという「首」。無事に完成し世界配信となれば、大きな話題を集めそうだ。