「ギャラ上がった?」「転職するなら?」西島秀俊が直球質問にタジタジ

 永野芽郁主演の連続ドラマ「ユニコーンに乗って」(TBS系)の第1話が7月5日に放送された。世帯平均視聴率は8.7%と、2ケタには及ばなかったものの、Twitter上の話題を独占。放送後にはエンターテイメントのジャンルでトレンド1位に躍り出た。
 
 永野が演じるのは教育系アプリを手掛けるスタートアップ企業「ドリームポニー」のCEO。会社を評価額10億ドル以上の「ユニコーン企業」にすることを目標に、仲間たちと奮闘する姿が描かれる。この若者ばかりの企業の中途採用枠に応募してきたのが、48歳の元銀行マン・小鳥智志(西島秀俊)。第1話では、プログラミング経験もない“おじさん部下”が一度は選考で落とされるものの、紆余曲折を経て、仲間たちに迎え入れられた。

「新入社員のプロフィール写真を撮影する際、それまでずっとスーツ姿だった西島さんが、黒のタートルネックにデニムという“スティーブ・ジョブズ風”のファッションで登場。SNSでは《ジョブズ小鳥やるな》《おじさんが形から入るの好き》といった感想が書き込まれました」(テレビ誌ライター)
 
 ドラマでは愚直な元銀行マンを演じた西島秀俊だが、この日、番宣で出演した朝の情報番組「THE TIME,」でタジタジになる一幕があった。
 
 7時30分頃に、主演の永野、メインキャストの杉野遥亮とともに登場した西島。司会の安住紳一郎アナがアカデミー賞国際長編映画賞に輝いた主演映画「ドライブ・マイ・カー」に触れて、「アカデミー賞おめでとうございます」と祝福。西島は「ありがとうございます」と頭を下げると、安住アナは「やっぱり、ああいう賞を取った後というのは、ギャランティーが上がるものですか?」と直球質問。不意を突かれた西島は、苦笑いを浮かべて「まったく変わってないです」と回答。番組では「ドライブ・マイ・カー」がまだ話題になる前から紹介していたようで、「早くから取り上げていただいて、応援していただいて、ありがとうございます」と礼を述べた。

 これにはSNS上で《俳優にギャラを聞くのはどうかと思う》《開始早々、ギャラの話って失礼じゃないか》などと批判の声があがっていたが…。

「番組の終盤では、すでに第1話の放送を見ていた宇賀神メグアナが『小鳥さん(西島)にすごく癒されたんですが』と前置きして、『転職するなら何になりたいとかありますか?』と質問。予期していなかったのか、西島さんは少し間を置いて、照明部に憧れてこの世界に入ったことからドラマで照明を手掛けた会社の名を挙げていました。かなりクセのある質問でも実直に答える姿は、ドラマの登場人物・小鳥さんを彷彿とさせ、さらに好感度がアップしたように思えます」(芸能ライター)

 昨年には、米ニューヨーク・タイムズ紙が発表した「最高の俳優」の中にアジアから唯一、選出された西島。世界的俳優の演技が地上波で拝めるのも、意外なギャラ事情が影響しているのかもしれない。

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