おぼん・こぼんと雨上がり決死隊、解散騒動コンビの思いがけない共通点

 昨年、地上波のバラエティ番組で話題をさらった漫才師といえば、おぼん・こぼん。「水曜日のダウンタウン」(TBS系)でおよそ2年にわたって「芸人解散ドッキリ 師匠クラスの方が切ない説」でガチすぎる解散劇を繰り広げ、10月6日の放送回で電撃和解。互いの愛娘も巻き込んだ感動のエンディングに、ツイッターで日本トレンドトップになった。放送翌日からは、2人が立つ東京・浅草フランス座演芸場東洋館が連日満員。放送批評懇談会選定の「2021年10月度ギャラクシー賞月間賞」も受賞した。

 コンビ歴56年の大熟練コンビが、72歳になって大フィーバー。同時に注目されたのは、「水ダウ」で仲直りのきっかけとなった2人の愛娘だ。おぼんの娘・ちひろさんとこぼんの娘のいづみさん。2人もかつてコンビを組んでいたのだ。

「2世同士の女流漫才師として、2000年に『くれよん』というコンビを結成しました。でも、いづみさんがタレントを目指したため、2年ほどで解散。のちにいづみさんは『泉水いづみ』名義の音楽家になり、女性デュオ、ソロで活動しました」(芸能記者)

 ちひろさんは04年に妹のまいさんと姉妹漫才コンビ「りぼん」を結成。再び解散している。

 おぼん・こぼんは地上波の力を借りて、解散を回避できた。一方で、ネットテレビを使って解散したコンビもいる。雨上がり決死隊だ。宮迫博之は19年、闇営業問題で吉本興業から契約を解除されたが、残った蛍原徹が解散を決断。8月にネットテレビのABEMAで「アメトーーク!特別編 雨上がり決死隊解散報告会」を緊急配信して、およそ32年のコンビ生活に幕を下ろした。

 宮迫の息子は現在、お笑いコンビ「フライドポテト」の「藤井陸」として漫才をしている。奇しくも父が解散した翌9月に事務所に所属し、アマチュアからプロとなって再スタートを切った。

「陸がお笑いを始めたのは、中学生のとき。『お笑いインターハイ2017』『学生漫才GP』で優勝しています。まだ二十歳。伸びしろは大きいです」(前出・芸能記者)

 解散騒動で明暗が分かれたベテラン芸人。2世は、元女性漫才コンビと現役漫才師。このアナザーストーリーも奥が深そうだ。

(北村ともこ)

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