21年の総決算「第66回有馬記念」が12月26日、中山で開催。三冠馬コントレイルに完勝したエフフォーリアVSグランプリ4連覇に挑むクロノジェネシスに注目が集まる中、サンスポ・水戸、万馬券クイーン・松中みなみ、競馬芸人・キャプテン渡辺の3名が「お宝馬券」に繫がる激走穴馬をあぶり出した。
水戸 今回はエフフォーリアとクロノジェネシスの2強に相当、注目が集まるだろうな。
松中 私もそう思います。
渡辺 ですよねー。1番人気がエフフォーリアで2番人気がクロノジェネシス。
松中 あっ、そっちですか。有馬記念連覇、グランプリ4連覇がかかるクロノジェネシスのほうが上かな〜と思ってました。
渡辺 実績的にはそうかもしれないけど、ファン投票では歴代最多の26万票を集めて1位だし、皐月賞の勝ち方を見ちゃうとね。
松中 確かにそうですね。でもこの馬は飛びが大きいから、本当は広いコースのほうがいいのかなって思ってるんですよ。
水戸 私も同意見だ。510キロを超える大型馬で、ダービーは2着惜敗だったけど、本来は府中(東京競馬場)のほうがいいだろう。
渡辺 あとは距離ですね。芝2500メートルは正直、長いように思うんですよ。それでも強い競馬をするとは思いますけど。
水戸 前走の天皇賞・秋で無敗の三冠馬コントレイルに完勝しているし、今の評価はクロノジェネシスよりも上だろうな。天皇賞・秋のあとは放牧に出て、12月3日に帰厩したんだけど、ノーザンファーム天栄できっちりと追い切られて文句ナシの動きだった。鹿戸調教師は「プラス4、5キロぐらいで出走するだろう」と話していた。
松中 へぇ〜、さらに成長して出てくるんですね。そう言われると、少し揺らいできますね〜。
渡辺 ということは、本命はクロノジェネシス?
松中 はい。最終的な印は「サンスポZBAT!競馬」で発表しますが、今の段階では。だって暮れの中山は、どうしてもタフな流れになりますよね。力がいるという点でも豊富なスタミナがあるので、勝負どころで自分から進んで行けますし、確実な末脚や切れもある。このメンバーなら総合力はナンバーワンです。
渡辺 これまでの16戦で馬券圏外に敗れたのは、エリザベス女王杯の5着と前走の凱旋門賞の7着だけ。その凱旋門賞も相当、頑張ってましたからね。
水戸 小回りの中山も器用にこなすし、なんといっても昨年の覇者。ポン駆けの利くタイプで馬場状態も関係ない。馬体がキレイでカッコいいし、強い馬だよ。
松中 心配なのは枠順ぐらいですかね。黒か赤がいいな。黄色の帽子も似合いそうだけど、とにかく外枠以外ならいいです。
渡辺 いやいや、みなみちゃん、外枠のほうがいいでしょう。それを嫌われて人気を落とすようなら、僕も本命にするかもしれない。
松中 確かに、馬券的妙味がググッと上がりますね。ここが引退レースになりますが、グランアレグリアやコントレイルの流れもありますし、有終の美を飾ってもらいたいです。
キャプテン渡辺:ピン芸人。競馬歴は26年目。今年の新潟記念は馬連2点で万馬券を的中させ計83万円を獲得。テレビ東京「ウイニング競馬」に出演中。
松中みなみ:タレント。競馬歴は11年目。19年の有馬記念では本命にリスグラシューを指名して帯封をゲット。「サンスポZBAT!競馬」で予想を公開中。
水戸正晴:サンケイスポーツ記者。競馬記者歴は47年目。穴党にファンが多く、愛称は「水戸万助」。週刊アサヒ芸能連載「『絶対万券』論」を執筆中。
*「週刊アサヒ芸能」12月30日・1月6日合併号より。(2)に続く