移籍先未定の三浦カズ、サッカー記者が明かす現在の実力とは?

 今シーズンのJ1で最下位に沈み、J2降格となった横浜FC。そんな中、05年から17年間在籍した元サッカー日本代表FWのキングカズこと三浦知良は今季での退団が濃厚だ。

 代表では歴代2位の通算55得点、J1でも通算139得点は歴代7位の日本サッカー界のレジェンドだが、Jリーグでは4年連続でノーゴール。しかも、今季のリーグ戦はわずか1試合の途中出場のみで、プレー時間は1分だけだ。

「プロ野球界では今年引退した元日本ハムの斎藤佑樹氏に毎年のように辞めろコールが起きていましたが、成績としてはカズのほうが深刻。ケガで離脱したわけではないのにJ1最下位のチームでまったく試合にも出られていないわけですから」(スポーツ紙サッカー担当)

 辛口で知られる解説者のセルジオ越後氏も自身のYouTubeチャンネルで「選手としては無理」と引退勧告を突きつけている。やはり現在の実力ではプロとして通用しないのだろうか?

「カズさんは全盛期でもフィジカルが凄いというわけでもなく平均レベルでした。54歳の今、あれだけ動けるのは驚異的ですが、試合前のアップ姿を見る限りでは瞬発系の衰えは隠せません。90分間動けるスタミナにも不安がありますから、いくら技術と経験があっても、上のチームならベンチ入りも難しいでしょうね」(同)

 だが、兄の三浦泰年氏がGM兼監督を務めるJFL(4部相当)の鈴鹿ポイントゲッターズが正式にオファー。さらにJ2のFC琉球をはじめ、JFLの高知ユナイテッド、関西サッカーリーグ1部(5部相当)のおこしやす京都、海外でもシンガポール・プレミアリーグのアルビレックス新潟シンガポールも獲得に前向きだという。

「ただ、下部リーグや東南アジアのリーグはフィジカル重視。体力的にはJ1よりもむしろハードで、通用するかは疑問」(前出・記者)

 中年の星として再び活躍する姿を見せてほしいところだが…。

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