ナレーションはグダグダでもセリフ覚えは完璧、滝沢カレンの意外な才能

 生田斗真の主演映画「土竜の唄 FINAL」が11月19日に公開される。「モグラ」としてヤクザ組織に潜入する捜査官の活躍を描いた人気シリーズの完結編。堤真一、岩城滉一、菜々緒らおなじみのレギュラーメンバーの中で、今作が初出演となる一人のキャストに注目が集まっている。
 
「モデルでタレントの滝沢カレンさんです。バラエティー番組では天然キャラで知られていますが、滝沢さんが演じるのは、警視庁組織犯罪対策部長の肩書きを持つバリバリの女性警察官。コメディ要素の強い作品とはいえ、警察用語などを盛り込んだ長いセリフも多いことから、その演技を不安視する声も多かったようです」(映画ライター)

 滝沢カレンと聞いて思い起こされるのが、フジテレビ系の情報バラエティー「全力!脱力タイムズ」の人気コーナー「美食遺産」のナレーション。セリフの言い間違えやオリジナリティあふれる表現で、毎回スタジオの笑いを誘っている。ナレーションはグダグダでも、女優業にはマジメに取り組んでいたようだ。

 滝沢は11月15日深夜放送のラジオ番組「TOKYO SPEAKEASY」(TOKYO FM)に映画で共演した仲里依紗とともに出演。仲は映画のスタイリストから聞いた話として、「(滝沢が)一言一句間違えず、ビッシリ台本覚えてきて、素晴らしかったっていう噂は聞いてて。『いやさすがだ』『すごいよ』って」と、スタッフの間で彼女の演技が評判になっていると明かし、滝沢が「それくらいしか私にできなくて」と返すと、仲は「なんて謙虚なの〜と思ってビックリ」と興奮気味に語った。
 
「およそ2カ月におよんだ撮影で、滝沢さんのセリフ覚えは完璧。ほとんどNGを出さなかったそうです。ラジオで明かした話によれば、5行もの長いセリフを読むシーンがあり、直前に5行中の3行が変更に。この時ばかりは対応が間に合わず、NGを出してしまったとか。滝沢さんといえば、映画『ROOKIES-卒業-』やヒーローものの『仮面ライダーフォーゼ』に出演したキャリアがありますが、ほとんどがチョイ役でセリフは少なめ。今回の『土竜の唄』の公開で女優としての評価が高まれば、女優としても大ブレイクするかもしれません」(映画ライター)

 滝沢カレンの意外な才能をスクリーンでチェックしては?

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