アーティストとして過小評価は許せない!?
歌手のきゃりーぱみゅぱみゅが11月5日に放送されたラジオ番組「きゃりーぱみゅぱみゅのなんとかぱんぱんラジオ」(JFN系列)に出演。自身の最新曲に対しての一部からの批判的なコメントに反論した。
先月27日に新アルバム「キャンディーレーサー」をリリースしたきゃりーだが、その収録曲の1つである「どどんぱ」に対して、「この曲だときゃりーぱみゅぱみゅである必要性がどこにもない そこらへんの歌がうまい女子高生でいいレベル」といった批評コメントがあったそう。
同楽曲は中田ヤスタカが手がけるサウンドに乗せて、「どんち どんち どどんち どんち」ときゃりー自身がパーカッションを刻むユニークな楽曲だが、ところどころ早口になったり、発声が難しい部分があるため、きゃりーも「けっこう難しいんですよ、この曲。むしろ歌がうまい女子高生の方が難しいと思う」と、歌が上手い女子高生だからといって簡単に歌いこなせる楽曲ではないと説明。
続けて、「こういうのよく言われる。『こんなのきゃりーじゃなくてそこらへんの女の子でいいんじゃないか』ってよく言われるんだけど、私じゃなかったらこの楽曲、生み出てないと思うんですよ。でも、こういう勘違いおじさんみたいな人がいるから。そこらへんの歌がうまい女子高生でいいレベルでは本当にないのよ、この曲。滑舌のいい女子高生じゃなきゃ無理」と、誰が歌っても一緒と何かと勘違いしてしまう人がいることを嘆いた。
しかし、このきゃりーの反論をネットニュース等で知った一般層からは「いやいや、中田ヤスタカあってでしょ」「おじさん相手ならなんでもかんでも悪者にしていいと思ってない?」「プライドの高さはさすがですね」「気持ちは分かるけど、自分でそれを言っちゃうのは痛い」など、逆にアンチコメントを誘発する結果となっている。
「きゃりーは過去にサブカルチャー系雑誌『Quick Japan』のインタビューで『アイドルが嫌いなわけじゃないですけど、自分はどう考えてもアイドルじゃねーじゃねーかよ、って思う部分がやっぱり多いですし。私を見てアイドルとか言ってる人って、私のこと知らなすぎるぞって思うんです』『ちゃんと、アーティストとしてやっていきたいなと思うんですよ』と、アイドルではなく、アーティストだと主張したこともありましたし、自身の歌唱力を過小評価されるのはアーティストとしてプライドが許さないということなのでしょう。
しかし、きゃりーの楽曲は歌唱力を見せつけるというよりはポップなノリのものがほとんどで、そもそもきゃりーの歌唱力が高いのかすら分かっていない人もいますからね。そういった層からすれば、今回のコメントに違和感を抱くのは致し方ないかもしれません」(エンタメ誌ライター)
ここはひとつ、アーティストが一発撮りのパフォーマンスに挑戦するYouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」などに出演して、自身の実力を存分に世間に見せつけてみてはいかがだろうか。
(権田力也)