「いったい誰がそんな馬鹿なこと言ってるの」「言ってる人を連れてきて」「まさか身内だけじゃないですよね?」
多くの人の声を荒らげさせているのが、都議に再選されてから約4カ月も雲隠れ、9日に初めて登庁した元「都民ファーストの会」の木下富美子都議。7月の選挙期間中に無免許運転で人身事故を起こし、世間の猛批判を浴びる中、体調不良を理由に都議会を長期欠席。2度目の議員辞職勧告を受け、この日、ついに登庁となった。
その後、メディアの取材を受けたのだが、その内容に都民は唖然となった。
「無免許運転で当て逃げという、一般社会でも失職するほどの事件を起こしたわけですから、税金で議員歳費をもらう都議なら辞職して当然。ところがこの日、木下都議は都議会議長の辞職の求めに応じないどころか、会見で『ぜひ続けてほしいという声があることも事実です』『また力を貸してほしい』といわれていることを明かした。これが都民の怒りの火に油を注ぐことになりましたね」(週刊誌ライター)
この木下都議の発言に反発したのが冒頭のようなコメントだ。さらに「都民ですけど口が裂けてもそんなこと言いません」「都民がバカだと思われるから辞めて」「この人をクビにできない法律はとっとと変えろ!」など、ネット上にはブーイングの雨あられ。
都議会を欠席していた3カ月間の約200万円の議員報酬はNPO法人などに寄付したという木下都議。「失われた信頼を回復することは大変厳しいですが、これからの議員活動で答えを出していきたい」と涙ながらに語ったいたが、そんな言動にも「とっくに時間切れ」「お金より人としての問題」「これから無償で働くといってもお断り」と、都民の反応は極めて厳しい。議会においても文字通りの四面楚歌。本当に辞職しないとしたら、また長期欠席したりして?
(飯野さつき)