開いた口が塞がらない! 木下富美子被告、初公判で都民の神経を逆なでした「2つの言葉」

 何を言っても怒りを買ってしまうようだ。

 昨年の東京都議選期間中などに無免許運転を繰り返したとして、道路交通法違反の罪に問われた前都議会議員、木下富美子被告の初公判が25日午前10時から東京地裁で行われた。昨年5月29日から都議選投開票日直前の7月2日にかけて、板橋区と新宿区で合わせて7回、無免許で車を運転したとされる起訴内容を木下被告は認め、検察側は懲役10カ月を求刑。そこで展開された木下被告の発言が都民の怒りに再び火につけたようだ。

「木下被告は無免許運転を繰り返したことについて『選挙で結果を出すため様々な活動を行わなければならなかった。選挙のプレッシャーが大きくまともな判断ができなかった』などと発言。さらに『手伝いをしてくれる方の中には運転をできる人が少なく、自ら(運転を)するしかなかった。今思えば、なぜしてしまったのか、他の手段がなかったのか後悔しています』と述べていた」(週刊誌記者)

 木下被告の初公判は、昼のワイドショーなどでも軒並み取り上げられた。「バイキングMORE」(フジテレビ系)では、コメンテーターのブラックマヨネーズ・小杉竜一が「これは反省してへんと思いますね。だって7回も(無免許運転)やります?」と呆れ果て、また「ゴゴスマ」(CBS)では、政治コメンテーターの金子恵美氏が「選挙に出る資格がない方です」とバッサリ。「選挙のプレッシャーは候補者みんなが持っている。まともな判断が出来ない人は立候補すべきじゃない」と糾弾していた。

「有権者の中には、木下被告が使った『後悔しています』という一言に怒りをおぼえたという声が多くあった。後悔という言葉は自分に向けた言葉、有権者に対する申し訳なさではないというわけです。違法性の認識がありながら7回も無免許運転して、バレたら後悔するという態度には開いた口がふさらない」(同)

 さらに、都民の神経を逆なでしたのは、度重なる辞職勧告に応じなかったことについて、「なんとかこの仕事を続けて結果を出したいと願った。結果を出せば事件で批判をいただいた方にも納得される時が来るのではと思った」と木下被告が述べたこと。これにはSNSにも《仕事をすれば無免許運転を都民が許すとでも思っていたのか?》《ちょっと都民をバカにしすぎじゃないですか》《常識どころかいろんな事が欠如している》など、非難の声があふれた。

 初公判で改めて、自己中な考えの持ち主であることを満天下に知らしめた木下被告。都民ファーストの会と小池百合子都知事の“製造者責任”が問われるのも致し方ないだろう。

(飯野さつき)

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