謝罪のプロが木下富美子都議の会見にダメ出し「胸元見せてどうするの」

「失敗ね…。この会見は完全に失敗」

 11月9日に行われた木下富美子都議(板橋区選出)の謝罪会見にダメ出しをしたのは、「政治家コンサルタント」の肩書を持つ鈴鹿久美子氏。11月10日放送の情報番組「めざまし8」(フジテレビ)は、これまで多くの政治家の会見をサポートしてきたという鈴鹿氏をインタビュー。「謝罪のプロが分析」のテロップのもと、木下都議の会見のどこが失敗だったのか、問題点を指摘した。大勢の記者の前に立った木下都議の衣装について、

「あの赤いワンピース、エネルギッシュな色ですよね。彼女を引き立てる色だったかもしれないけど、謝罪・釈明の場面っていうのは、お洋服っていうのはグレーか濃いネイビーって決まっているんですよ」

 と謝罪会見にはふさわしくなかったと鈴鹿氏が述べ、V字に肌が露わになった胸元部分については「開いてないほうがよかったですよね。ついそこに目が行っちゃいますよね。目が行ってしまうと、なんのためにここに来てるんだ、と。『謝るんじゃなかったの?』『そんな胸元見せてどうするのよ』と…」と持論を述べた。

 さらに木下都議がゴツい指輪をつけていたことについては、「アクセサリーというものは自分をよりよく見せるものですから、来てくれた方に謝罪の気持ちを伝えたい、だから自分をきらびやかに見せる、よく見せるというのは外して来ていますという意思表示が必要だったと思います」とバッサリ。それでも大勢の報道陣が距離を詰めている中で、1期目4年間の実績を語ったことについては「冷静だったんじゃないかな」と分析していた。
 
 今回の謝罪会見に「30点」という点数をつけた鈴鹿氏。「(会見の時期が)遅かったということも含めると0点になっちゃうかもしれないけど」「話さなきゃいけないところを話したという点で30点はつけてあげたい」と評価を下した。
 
 この専門家のジャッジにネット上では《女が女を見る目は厳しい》《無免許運転はダンマリだったし0点でしょ》《「ぜひ続けて」なんて誰が言ってるのか…30点は甘いよ》などと賛否分かれる事態となった。

 その後、番組は高校時代の木下都議のヘアスタイルが「聖子ちゃんカット」だったことに触れつつ、「2度も辞職勧告を出されているのだから辞職して」という同級生の声を紹介。専門家いわく「失敗」に終わった謝罪会見を経て、木下都議は辞職の決断をくだすのか。

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