免許停止中だった7月の選挙期間中に人身事故を起こし、その事実を隠して再選。事件発覚後から体調不良を理由に雲隠れを続けていた木下富美子都議が9日、4カ月ぶりに登庁、公の場に姿を見せた。
グレーの上着に、胸元が開いたボルドーのワンピースという装いで現れた木下氏を多くのメディアが取り囲み、各局がその様子を伝えたが、俳優の坂上忍がMCを務めるフジテレビ系「バイキングMORE」でも、この問題について時間を割いて放送。釈明会見のVTRを見た坂上は「この釈明でどれだけの方が納得されるのかなと思います」としたうえで、7月の当選から木下氏にはすでに約527万円の報酬が払われていることに触れ、「冗談じゃないよ、ほんと」と怒り心頭。自らが辞職しなければ、失職させることができないという現状に「このルールどうにかしてくれよって感じ。(中略)もう政治家もこんな人がいるんだから、いい加減何とかできないのか」「議員でブーメランを食らっても平気な顔している人って結構いる。ケジメの付け方知らない人が多いですね」と吐き捨てた。
ところが、坂上のこのコメントにSNS上には《え〜、それ、あんたが言うか?》《自虐ネタか!?》《さすがブーメランの使い手!よくわかっている》《坂上以上に、この言葉に説得力を持たせられるヒトがいるなら会ってみたい》といったコメントが続出している。
「坂上自身、違反運転で捕まったという苦い経験がありますからね。飲酒運転で電柱に激突して、そのまま逃走。パトカーとカーチェイスを繰り広げたあげく、現行犯逮捕されています。助手席には某有名女優が乗っており、それを隠すために逃げたものと見られていました。結果、半年間芸能活動を謹慎。もう25年も前の事件ですが、当時は大々的に報じられましたらかね。記憶に残っている人が多く、今回のイジリに繋がっているようです」(芸能記者)
一方、木下都議は事故について、「捜査に聴取を受けている内容で現時点ではお答えできません」とダンマリを決め込んだままで、「償うべき罪はしっかりと償う、このことを行ったうえで失われた信頼を回復することは大変厳しい道のりであること、覚悟いたしておりますが1つ1つこれからの議員活動の中で答えを導き出させていただければ」と議員活動を続ける意思を示している。木下議員がけじめをつける日は来るのだろうか。
(灯倫太郎)