相模原だけなじゃい!関東には「自販機グルメ」の聖地が意外と多かった

 コンビニが全国に普及する前、全国のドライバーたちの空腹を満たしてくれていた、ハンバーガーやそば・うどん、ラーメンなどの自販機グルメ。時代の流れと共に姿を消していったが、絶滅危惧種となりながら未だ現役として稼働しているところは多い。

 なかでも近年、グルメ自販機の聖地として注目を集めているのが、神奈川県相模原市にある『中古タイヤ市場相模原店』。自動車用のタイヤ・ホイールの専門店だが、オーナーが個人的に集めたグルメ自販機を数多く設置。最近はテレビなどでも取り上げられていたが、9月上旬の深夜、人気のハンバーガー自販機の注文ボタンを何者かが破壊して故障。10月中には復活の見込みだが、実は関東にはまだまだグルメ自販機の聖地と呼ばれる場所が数多く存在する。

 なかでも千葉県香取市にある『24丸昇 小見川店』も麺類やトーストなど定番メニューだけでなく激レアな弁当自販機も設置。また、そこから車で30分ほどの『あらいやオートコーナー』(茨城県稲敷市)は自販機数台があるだけの小屋だが、ここも弁当自販機があり、どちらも味は絶品と評判だ。

 他にも埼玉県上尾市の『オートパーラー上尾』は麺類とトースト、久喜市の『オートパーラーまんぷく』にも麺類の自販機が稼動中。

 そして、関東どころか日本で最も多くのグルメ自販機スポットがあるのが群馬県。『オレンジハット沖之郷店』(太田市)、『ドライブイン七輿(ななこし)』(藤岡市)など麺類とハンバーガー、トーストの自販機が揃っているスポットが複数存在する。

「他の地方では麺のみやバーガーのみと限定され、数種類のグルメ自販機が設置されている場所が非常に少なく、その点では関東は充実しています。北海道や九州のようにすでに見かけなくなった地域もあるので……」(フードライター)

 ドライブ中、コンビニや飲食店でご飯を食べるのもいいが、たまには昔懐かしのグルメ自販機で食事を取るのも悪くない。

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