熱い焼きおにぎりが最高だった…「冷凍食品自販機」の終了を惜しむ声

 ニチレイフーズが、高速道路のパーキングエリアやビジネスホテル、病院などに置かれている冷凍食品自動販売機「24hr.HOT MEMU」で販売する全ての商品の生産を終了することを発表。すでに自販機の撤去もはじまり、ネット上では惜しむ声が相次いでいる。

「同社の冷凍食品自動販売機は、社員食堂の代わりとなる人件費のかからない自販機を求める声から、1991年に誕生しました。焼おにぎりやハンバーガー、たこやき、からあげなどが温かい状態で食べられるとあって、最盛期には3500台は設置されていたといいます。しかし、メーカーから部品が供給できなくなったことで、2010年には自販機自体の生産が終了、保証期間も切れたことから、修理もままならない状態となっていたのです」(経済ジャーナリスト)

 この影響から今年3月には茨城県の大洗‐北海道の苫小牧のカーフェリーを運航する商船三井フェリーが、船内にある「24hr.HOT MEMU」を同月いっぱいで販売終了するとツイッターで発表。ニチレイフーズも商品の生産を終了したことで自販機の撤去が急速に進むと見られており、ネット上では《コンビニが近場にない場所に置いてあったから、何気に重宝していたのに…》《明け方のサービスエリアで食べる焼きおにぎりが最高だった》《入院して食事制限されているときに、こっそり買いに行って食べたのも良き思い出》《たまに無性に食べたなくなる。事情は分かるが、食品系の自販機も生き残ってほしい》といった声があがっていた。

「『24hr.HOT MEMU』は病院にもよく置かれていたため、コロナ禍では外食できない医療従事者の方たちにもよく利用されていたとも聞きます。部品自体がないので仕方ないとはいえ、やはり少し残念ではありますよね。ただ、コロナによって、最近ではコンビニが食品系自販機に力を入れるようになったので、『24hr.HOT MEMU』無きあとには普及してくれることを願うばかりです」(フードジャーナリスト)

 間もなく「24hr.HOT MEMU」は30年の歴史に幕を閉じようとしている。
 
(小林洋三)

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