松屋「プレミアム牛めし」終売で“牛丼一本化”に称賛の声が上がるワケ

 牛丼チェーン「松屋」を展開する松屋フーズは、9月28日から一部地域で販売していた「プレミアム牛めし」を終売し、「牛めし(並盛=税込380円)」に商品名も価格も統一すると発表した。これまでの「牛めし」から60円、実質的な値上げとなるが、ネット上では《むしろ統一してくれて良かった》といった声も見見受けられる。

「関東や主要都市など約660店舗で提供する『プレミアム牛めし』は、フローズン牛肉を使用する『牛めし』に対してチルド牛肉を使用し、黒胡麻焙煎七味が付いて、380円で14年から販売されていました。28日から新たに発売される『牛めし』はタレを改良し、味噌汁の味噌と出汁も変更するといい、これまでの『プレミアム牛めし』とも『牛めし』とも違う新たな味わいになっているといいます」(フードライター)

 同社によれば、「プレミアム牛めし」を全国で販売して欲しいという声もあり、全国で「牛めし」の品質を統一したといい、また輸入牛肉の価格高騰も要因のひとつだと説明している。

 これにネット上では、《ステルス値上げと否定的な意見もあるが、牛肉の価格が高騰する中で300円台に抑えているのは感謝するべきだと思う》《材料費だけでなく人件費も高騰している中でこの価格はむしろ奇跡》と値上げやむなしという声も多く、中には《ぶっちゃけプレミアムはプレミアム感があまりなかったし、全国で統一してくれるならその方が良い》《個人的にはプレミアムじゃない方が好きだったので、プレミアムをさらに値上げじゃなくて本当に良かった》といった意見も。

「『プレミアム牛めし』を販売する地域では『牛めし』と『プレミアム牛めし』の両方を販売しているわけではなく『プレミアム牛めし』一択でしたから、比較してのプレミア度を感じることができず、また他地域と比べて強制的に60円高くなるというのも、不公正に感じていたかもしれません。28日から実質値上げとなる『牛めし』には今のところ理解を示す声が多く見られますが、大きくクオリティが下がっていたら当然不満も出てくるでしょうから、これまでの『プレミアム牛めし』とも『牛めし』とも違う新たな『牛めし』がどんなものになっているか注目したいですね」(前出・フードライター)

 新「牛めし」の評価やいかに。

(小林洋三)

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