大阪・パチンコ店の“ワクチン接種会場”に広がる大絶賛と業界イメージ回復

 9月13日と14日、大阪市北区にあるパチンコ店「フリーダム」で新型コロナウイルスのワクチン接種が行われた。従業員やその家族のほか、北新地の飲食店組合や近隣住民らを対象に約1500人分のワクチンが用意されたといい、2回目の接種は10月に行われる。

「同店はパチンコ台が約1000台ある広いスペースで、席には飛沫防止の仕切りを設置。1台ずつ間隔を開けて座った接種対象者を医師と看護師が巡回する形でワクチンを打っていました。ホールは空調設備によって常に換気され、パチンコ台の上部にあるデジタルモニターには接種後の時間経過を表示し、気分が悪くなった人は店員呼び出しボタンを押して対応するという工夫もなされ、接種した人も安心して利用できたようです」(社会部記者)

 これにネット上では、《パチンコ店って、まるでワクチン接種のために作られたような作りだよな。住民にも提供した店は素晴らしい》《この2日間と2回目の接種を合わせた4日間は売上はないだろうし、これは絶賛されるべき取り組みだと思う》《コロナ初期はパチンコ店は目の敵にされていたからね。地域のために開放するなんて頭が下がる》《マジでこれを期にパチンコ店のイメージが変わってほしい》などなど、大絶賛の声が上がった。

「昨年4月、大阪府はコロナの感染拡大を受け、休業要請に応じないパチンコ店は店舗名を公表するなど非常に強い措置を取りました。もちろん、度重なる休業要請を無視するパチンコ店や、パチンコをするために他県から移動する客もいたことから、やむを得ない措置とも言えますが、業界にとってはかなりの痛手でした。営業を続ける店に対し冷ややかな声も聞こえますが、今回の『フリーダム』の取り組みは、安全性を強くアピールし業界のイメージも回復させる素晴らしい例ですよ」(ギャンブル雑誌編集者)

 こうした動きがどんどん広がって欲しいものだ。

(小林洋三)

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