安倍晋三「愛子天皇誕生」断固阻止の魂胆(4)新天皇と距離修復を求め…

 安倍総理の断固阻止の姿勢に、上皇になられた前天皇陛下や皇室との間には徐々に相いれない空気が漂っていく。16年7月にNHKがスクープで報じた「天皇陛下の生前退位」も安倍総理はまったく知らされておらず、ニュースを見て叫んだという。

「それまでも宮内庁を通じて生前退位の打診を官邸にしていたのに、上皇陛下と面会する『内奏』の時にも話題にせず、安倍総理は聞く耳を持たなかった。そもそも集団的自衛権の行使や安全保障関連法など、憲法の考え方も相いれないものがあったと思います。昨年12月に行われた平成最後の誕生日会見で、『平成が戦争のない時代として終わろうとしていることに、心から安堵しています』と上皇陛下が述べられた時も、安倍総理への皮肉ではないかと言われていました」(五味氏)

 安倍政権に対する皇室の違和感は、4月21日の朝日新聞の1面でも見られた。一昨年6月の生前退位に関する特例法の成立後、

「兄が80歳のとき、私は70代半ば。それからはできないです」

 と秋篠宮さまが関係者に述べられたという記事が掲載され、話題になった。

「自分はこういう気持ちを持っているけど、何も通じていないという思いがあり、メディアを通して安倍政権に伝えようとされたのではないでしょうか」(五味氏)

 ギクシャクした関係を令和時代には引きずりたくないのか、安倍総理のほうから新天皇陛下との距離を縮めようとしていた。朝倉氏はこう話す。

「新天皇即位の前となる2月22日に東宮御所で面会していましたが、皇太子さま(当時)と1対1で会うのは異例なこと。3月29日にも新元号案を事前説明するため面会に訪れていて、なんとか天皇や皇室との関係を修復して、取り込もうとしているようです」

 この先、安倍政権は安定的な皇位継承策について、国会からの要請を踏まえ、「即位礼正殿の儀」を終えた秋以降に検討を進める方針だという。

「過去の言動を見ても、安倍政権が本気で取り組む気があるのか疑問です。うやむやな話し合いが続く間に、安倍総理の任期は終わるのではないでしょうか。ただ、女性宮家を認めることには問題点もあります。この先、身元が怪しい人物が入り込むことだってあるし、眞子さま(27)の婚約騒動で物議を醸している小室圭さんみたいな方が宮家の配偶者になることだって‥‥」(朝倉氏)

 女性宮家が認められ、小室さんが新天皇陛下の親戚にでもなれば、皇室スキャンダルはボヤ騒ぎでは済まなくなりそうだ。五味氏もこう分析する。

「皇室典範の改正が話題になるのは、安倍総理にとっては避けたいところ。むしろ、今は皇室の人気が高まり、日本国民がまとまっているので、その勢いに便乗して一気に憲法改正を進めたいというのが安倍総理の本音でしょう」

 もはや安倍長期政権のアキレス腱になりかねない皇室消滅危機よりも、政治家としての宿願を実現することしか頭にないようだ。

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