ディズニーの園内放送“ジェンダー中立”変更に「やりすぎ」の異論続出

「オリエンタルランドが運営する『東京ディズニーランド』と『東京ディズニーシー』が、3月18日からパレードなどで使用していた英語の案内を変更。性的マイノリティー(LGBT)に配慮したものと見られていますが、ネット上では《やりすぎでは?》といった声もあがっています」(ネットライター)

 変更となったアナウンスは「Ladies and Gentlemen,Boys and Girls」という文言で、新たに「Hello Everyone」など性別を特定しない形に変更されている。現在はパレードや一部のアトラクションで変更されているが、「全てのゲストにより気持ちよくパークでお過ごし頂くため」として、今後はエントランスなどすべてのアナウンスを変更する予定だという。

 しかし、このアナウンス変更にネット上では《このアナウンス聞くとディズニーに来たな!って感じがしてワクワクしてたのに。もっと他にやることがあるのでは?》《この件は廃止しなくてよかった。別にLGBTを差別したアナウンスというわけでもないのに》《さすがにこれはやりすぎだと思う》《全てのゲストに気持ちよくとは言うけどさ、むしろ息苦しくなってないか。次はミッキーとミニーも中性化させろってか?》など異論が続出しているのだ。

「3月25日にはLGBTなど性的少数者への差別的な扱いを禁止する『LGBT平等法』の制定を求める団体が、早期法制化を求めたオンライン署名を提出するなど、LGBTに寛容な社会を作るための動きが加速しています。しかし、その一方で、米玩具メーカー・ハズブロ社から発売されているジャガイモのキャラクター『Mr.ポテトヘッド』がジェンダーニュートラルの時代に合わせてMr.を取り『ポテトヘッド』に改名したことに疑問が集中。『ワイドナショー』(フジテレビ系)ではダウンタウンの松本人志が『いまいち意味がわからない』と困惑した様子で、『ミスタードーナツも…』と、ただのドーナツになってしまうのではないかと心配していたのです」(ITジャーナリスト)

 性の多様性は尊重すべきだが、近ごろ息苦しさを感じている人が多いのも事実のようだ。

(小林洋三)

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