ディズニーリゾート「営利活動お断り」に喜びの声「TikTokはアウトだよね?」

 東京ディズニーリゾートが施設内での注意事項を記載した「東京ディズニーリゾートからのお願い」を更新。「次の行為はお断りします」という禁止事項の欄に「営利活動(当社が許可した場合を除きます。)」という事項が追加された。これにより、パーク内での許可のないYouTube撮影が出来なくなるのではないかとネット上で大きな話題となっているが、この他にも撮影に関する項目が注目されているようだ。

「YouTube用の撮影がこの『営利活動』にあたるのかは明記されていませんが、パーク内で撮影した動画で収益をあげているYouTuber達に影響が出るのは必至です。さらに、禁止事項には『他のお客様のご迷惑となる撮影および公衆送信』という項目も。これもまた議論の余地があるアバウトな記載ではありますが、広告収入の有無に関わらず、迷惑な動画撮影行為やライブ配信行為を牽制できそうです。ネット上では《収益あげてるYouTuberよりも『いいね』のために園内でダンス動画撮りまくってるTikTok勢の方が迷惑だからありがたい》《TikTokはアウトと思っていいよな?》《映り込みたくないし、アトラクションの待ち列でダンスしてるTikTokerほんとに迷惑だから禁止になったと思いたい…》など、目に余る撮影行為に辟易しているユーザーから、改善を喜ぶ声が多数あがっています」(情報誌ライター)

 多くのディズニーファンが“迷惑行為”と捉えているTikTok撮影だが、以前にはディズニーリゾート側が撮影を推奨していたこともある。

「2019年1月に公開された、東京ディズニーシーでの限定企画『タワー・オブ・テラー“アンリミテッド”』のプロモーション動画では、パーク内でゲストたちがダンス音楽に合わせて踊ったり、はしゃいでいる様子をピックアップしていました。さらに、併せて公開された公式ブログには、『オリジナルの音楽と振り付けも用意しています!今話題のダンスアプリで、音楽に合わせてダンスを撮影してみましょう。ぜひみんなで踊って撮影して、《己の表現力の未知なる上昇》に挑戦してください!』と、TikTok撮影を推奨するような一文が。このプロモーションが公開された当時、ファンの間では《公式はダンス動画の撮影を推奨するのか…》《一部の迷惑TikTokerが悪いと思ってたけど、これじゃ公式が悪くない?パーク内で嫌な思いすること増えたから行くのやめるわ》と、落胆する声があがっていました」(前出・情報誌ライター)

 ダンス動画撮影を推奨したことで失ってしまったファンからの信頼を、禁止事項改定で取り戻せるかもしれない。

(浜野ふみ)

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