あの有名レスラーは「痛い」を連呼、“一皮剥ける手術”を経験した有名人

 成人男性でもコンプレックスを持っていたり、人知れず悩みを抱えている者も多い“皮かぶり”。仮性や真性など状態は個人によって差はあるが、世界の男性のおよそ8割がそれに該当するとのデータもあり、むしろ多数派だ。

 とはいえ、ほとんどの人間が恥ずかしいと思っているのも事実。大人になれば自然と改善されるケースもあるが、専門のクリニックで手術を受けたり、着用するだけで“皮剥け状態”になれる特殊構造の肌着を購入した者もいるだろう。

 そんな中、有名人にも自身が皮かぶりだったことを告白した者がいる。近年バイプレーヤーとして多数の映画・ドラマに出演する人気俳優の安田顕(47)もそのひとり。

 大泉洋らが在籍する演劇ユニットTEAM NACSのメンバーで、俳優として全国区で注目される前までは北海道でローカルタレントとして活躍。その彼がまだ20代のころ、「ひと皮剥けた男への道」と題した地元の深夜番組内のコ—ナーで自身の皮かぶり手術までの様子を密着ドキュメントで放送したのだ。

 しかも、手術費用は番組視聴者からの募金で行い、皮の切除手術の一部始終を本人が実況。当時のお笑い芸人すらやらなかったような身体の張り方で、現在の放送コードでは完全にアウト。今は役者としてのイメージがあるからか、トーク番組やインタビュー記事でも本人が皮かむりや手術について語ることもまったくない。完全な黒歴史扱いだ。

 一方、皮かぶり手術の様子をテレビやラジオでたびたび話題にしていたのは、2016年M-1グランプリ王者のお笑いコンビ・銀シャリの鰻和弘(37)。「麻酔は根本を囲むように6発注射し、手術中はリラクゼーションのBGMがずっと流れていた」など患者だから知っている生々しい様子を語っていた。

 さらに元プロレスラーの獣神サンダーライガー(56)も自身のYouTubeチャンネルで昨年3月に手術経験者であることをカミングアウト。若手レスラー時代、先輩レスラーと2人で手術を受けに行ったそうだが、抜糸の際、あまり痛みを感じなかった先輩に対して自身は耐えがたい激痛を感じたため「痛い」を連呼したと語っている。この動画は30万回以上の再生回数を叩き出し、コメント欄には《下半身も覆面かぶってたんですね》《早くから一皮剥けてたんですね》といった投稿が見られた。

 ただし、皮かぶり手術は本来、親しい人間にもほとんど打ち明けずにこっそり通うもの。人知れず手術を行っている有名人は、案外多いのかもしれない。

※写真はイメージです

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