俳優の安田顕が、出身地である北海道の方言をナチュラルに披露した場面が、道産子を中心に話題になっている。
安田は出演映画「ザ・ファブル」の宣伝を兼ねて、6月10日放送の「しゃべくり007」(日本テレビ系)にゲスト出演。苦手な女性のタイプを“衛生面にうるさいのに寿司屋のカウンターに座る女性”と明かした場面について、道産子ライターが指摘する。
「理由を問われた安田は『おにぎりは手袋はいて握ってもらわなきゃイヤなのに』と説明。この発言に道産子たちはビビッドに反応し、《やすけんが「手袋はいて」って言ってた!》《やっぱ道民だなあ》といった感想が続出していました。また、《青森だけじゃないんだ!》と、同じ方言を使う青森県人からの共感も呼んでいたようです」
北海道弁で手袋は、靴下と同様に“履く”もの。四肢の先端を覆うという意味では一緒であり、そう説明されれば道外の人にも理解できるだろう。だが当の日本テレビではそう考えていなかったようだ。
「安田のトークに被せて、字幕では“手袋して”と表示。誰にでも理解できるようにとの配慮でしょうが、道産子としてはせめて“手袋はいて(つけて)”と方言込みで表記してほしかったですね。安田や大泉洋らの活躍で北海道弁への理解は広まっていますし、多様性という観点でも方言はできるだけ活かすべきではないでしょうか」(前出・道産子ライター)
なんでもかんでも標準語に押し込める字幕に、道産子たちは「なまらはんかくさい!」(とてもバカらしい)と言いたいところだろう。