人気寿司店の名物“はんだごてイカ”が物議「ガチの工具ならメッキが…」

 SNS上で「映える」と人気のある寿司店のメニューが物議を醸している。

 北海道・札幌に店を構える人気寿司店の名物メニュー「はんだごてイカ」は、ヤリイカの表面にはんだごてを用いて焼き目をつけた斬新なメニューだ。《香りは焼きイカなのに、味は生のイカなのが新感覚でおいしい》とSNS上でも評判を呼んでいて、このイカの握りを目当てに来店する客も少なくない。

 インスタグラムでは、店主がイカにはんだごてをあてて焼き目をつけている調理シーンの動画が《まるでアートのよう》とバズっているが、この動画がSNS上で拡散されると食の安全について疑問の声があがった。動画を見たネット民からは《これってガチの工具ならやばくない?》《こて先、食品用にした特注品だよな?工業用ならメッキされてるし、食品衛生法的にアウトだろ》《これ体に有害なんじゃ…》《ガチなら保健所が黙ってないだろ、ネタであってくれ》と工業用のはんだごてを調理に使用する危険性を訴えるコメントが殺到した。

「使用しているはんだごてのメーカーやこて先について、工業用に市販されているもので、こて先も付属品と同じではないかと憶測が広まっており、ネット上ではこの寿司店に対する不信感が高まっています。『はんだごてイカ』を絶賛する常連客によると、はんだごてで焼き目を作ると、新鮮なイカの味わいをいっそう楽しむことが出来るそうです。ガスバーナーであぶると、どうしてもガス臭さが残ってしまうとか…。このアイデア寿司を存続させるためにも、衛生上の不安を解消してほしいところですね」(グルメライター)

 もしネット民が指摘した通り、工業用のはんだごてがそのまま使用されているとしたら、食品用の加熱器具に変更するなどの対応が求められる。味や見た目のインパクトは飲食店にとって勝負どころかもしれないが、食の安全が脅かされることがあってはならない。

(浜野ふみ)

※写真はイメージです

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