毛穴に寄生する「まつ毛ダニ」の異常繁殖を促進させる“風呂キャンセル界隈”の人々

「まつ毛ダニ」と呼ばれる毛穴に寄生するダニのトラブルが話題だ。9月3日放送の朝の情報番組「めざまし8」(フジテレビ系)では、まつ毛ダニの悩みを抱えている人が急増しているとして、注意を促している。

 番組ではこの時期、まつ毛ダニによる目のかゆみを訴える人が続出しているとして、「今年は猛暑で皮膚の脂が多く出ていることが原因」という医師の解説を紹介した。

「まつ毛ダニ」は正式名を「デモデックス」といい、人間の顔の毛穴や皮脂腺に住み着き、皮脂をエサとして生息している。成人の5分の1に寄生しているとも言われ、基本的には無害であるが、暑さなどで皮脂が過剰分泌し不衛生な状態が続くと、まつ毛の根元で異常繁殖し、目のかゆみや炎症などを引き起こすという。特に若い女性はアイメイクの落とし忘れや、汚れたつけまつ毛が原因になっているとか。

 対策としては夜寝る前の「洗顔」が大事だというが、スタジオのコメンテーターの1人から「洗顔しない人なんていない」という声が上がると、なぜかSNS上で反論が続出。一体なぜなのか。

「最近、SNSで『風呂キャンセル界隈』というワードが話題になりました。『早く寝たい』『ドライヤーが面倒くさい』などといった理由から、風呂に入らない人が増えているのです。番組では若いコメンテーターが当然のように『洗顔しない人なんていない』と言い切っていましたが、実はビックリするくらいいるんですよ。きちんとした洗顔習慣があればまつ毛ダニが繁殖することもありませんから気をつけたいですね」(Webメディア記者)

 番組が紹介した「NG行動」の中には、消費期限切れの化粧品の使用も含まれていたが、女性の中には特に気に止めることなく使っている人もいるのではないか。いずれにしても毎日きちんと顔を洗っていれば、まつ毛ダニが繁殖することはまずない。症状が出る前にまずは自身の不衛生な生活スタイルを見直すことが大切だろう。

(ケン高田)

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