山田広報官の辞任で手のひら返し!?「ひるおび!」で物議を醸した“秀逸発言”

 菅義偉総理の長男を含む放送事業会社の社員たちとの違法会食疑惑、一人アタマ7万円超という一流企業でもなかなかあり得ない高額接待が物議を醸しているのが、山田真貴子内閣広報官。飲み会を断らない女として開き直り、給与の10分の6という謎の金額を自主返納など、反省してるかどうかよくわからない対応で国民からは総スカン。3月1日にはついに辞任が発表された。

 その日の「ひるおび!」では、この問題を取り上げ、メインコメンテーターの八代英輝弁護士は山田広報官が入院中に辞表を提出したことについてこう語った。

「内閣の広報官、今とくにコロナ禍で攻めの広報が求められてる中でですね、広報官が守られて隠される存在になってしまっては機能しないと思うんですよね。辞任されるのもやむを得なかったと思いますけど」

 いまいち歯切れが悪くなるのも仕方ないかもしれない。2月26日放送の同番組では山田広報官の国会でのシドロモドロ答弁を取り上げて議論するも、山田広報官を擁護するコメントが多く、「手のひら返し」を指摘する声が殺到しているとか。

「山田広報官は横並びだったからとか、ふつうなら通用しないような言い方で菅総理の長男をあまり把握してなかったと終始発言していましたね。番組に出演していた元鳥取県知事の片山善博氏はあり得ないという反応でしたから視聴者も納得していました。でも、山田氏があきらかにシドロモドロではありましたが、(会食などで)どなたが誰のご子息かはいつも関係ないというニュアンスを語り、本人的には大きな問題ではなかったというような発言を聞くと、同じく出演した政治ジャーナリストの伊藤惇夫氏は『昨日は一応それで(疑惑を)すり抜けているわけですよ』と、視聴者の思惑とは違うまさかの反応。そしてこれに追い打ちをかけたのがメインコメンテーターの八代英輝弁護士。なんと八代氏は山田広報官の答弁に『この後の追及を難しくさせる答えとしては秀逸なものだった』とベタ褒めしていたんです。見ていた視聴者の多くが耳を疑ったようです。せめてMCの恵俊彰さんが『これが秀逸なんですか』とツッコんでくれればよかったのですが、いつもの調子で普通にスルー。視聴者が置いてきぼりをくらってしまった感じでした」(週刊誌ライター)

 ネット上では即座に《冗談でしょ???》《あの答弁のどこが秀逸?》《むしろ失笑答弁なんですけど》と、八代氏の発言への《信じられない》というリアクションが目立っていた。

 とにかく菅総理の長男をはじめ、山田広報官や接待官僚たちに正義の刃を期待してた視聴者は一斉にどんよりしていたことは確実。八代氏のよもやの絶賛に《裁判で悪党が勝つわけだ》というSNSの声が、一般市民のいちばんわかりやすい本音かも。

(山田ここ)

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