「発売前から重版がかかって早くも発行部数は3万部を突破しました。定価は1980円で、普通に10%で考えたら印税は500万円以上になる計算ですが、彼女は現役の社員ですからね。著書ではアナウンサー業務で知り得た局内事情も赤裸々につづられているので、テレビ朝日の規定ではきちんと100万円とか200万円とか上限が決められているはず。それでも臨時収入としては申し分のない額が転がり込むはずです」
出版関係者が明かすのは、自身30歳の誕生日となる2月12日にフォトエッセイ「弘中綾香の純度100%」(マガジンハウス刊)をリリースしたテレビ朝日・弘中綾香アナの懐事情だ。
弘中アナといえばオリコンが毎年発表する「好きな女性アナウンサーランキング」で2019年から2連覇を達成。テレビ朝日で「激レアさんを連れてきた。」など人気番組でレギュラーを務める売れっ子アナだ。人気アナに「フリー転身」の噂はつきもので、2月19日発売の「FRIDAY」はそんな弘中アナに複数の芸能事務所からオファーが届いている可能性を報じている。
「記事によれば、弘中アナはそれほど局アナでいることに固執していないようですが、問題は退社のタイミング。それまで不定期でオンエアされていた『あざとくて何が悪いの?』と『ノブナカなんなん?』が昨年10月からレギュラー放送となったことから、今すぐに辞めるわけにはいかないそう。少なくとも1年は番組を続けるために、独立は早くても今年の秋になるそうです」(芸能記者)
番組を熱心に視聴するファンはホッと一安心といったところだが、前出のフォトエッセイ「弘中綾香の純度100%」では、明確に独立を否定している箇所が見受けられるという。
「エッセイには、弘中アナと『アメトーーク!』の演出を手掛ける加地倫三プロデューサーとの対談記事も掲載されていますが、そこで弘中アナは『会社を辞めたら自分を売っていくしかない』『刺激はあると思うけど、私には合ってないんじゃないかな』と後ろ向きな発言をしているんです。また加地さんがテレ朝の社内に『タレント部』を作る構想を明かし、そこで『辞めずに輝いてほしい』と説得。対する弘中アナも『それイイですね!』とかなりノリ気のようでした」(前出・芸能記者)
実際に著書でそのくだりをチェックすると、弘中アナは「分社化してプロダクションができたら、私、プレイングマネージャーをやってみるとか」と、みずから番組出演を続けながら後進のバックアップにまわることも示唆していた。確かに、テレ朝で「局内独立」という形ならば、波風も立たずに、フリーアナに近い条件で仕事を続けていくことができそうだ。
ジャニーズ事務所所属のTOKIOのメンバーが関連会社として「株式会社TOKIO」を設立したのは記憶に新しいが、今の人気ぶりを見ると、テレ朝内に「株式会社弘中綾香」ができてもなんら不思議ではないかもしれない。