昨年6月、複数の女性と不貞関係にあったことが「週刊文春」に報じられ、現在も芸能活動自粛中のお笑いコンビ・アンジャッシュの渡部建(48)。大晦日に放送された「ガキの使い大晦日SP絶対に笑ってはいけないGoTo大貧民ラスベガス24時!」で出演シーンがすべてカットされたようだが、そうなった大きな理由は多目的トイレで女性と性的行為に及んでいた渡部に対する世間からの強い反発だ。
復帰の見通しがいまだ立たない中、国土交通省は多目的トイレの名称の変更を求めることを明かしている。慣れ親しんだ名称が消える背景について福祉問題に詳しいジャーナリストは次のように語る。
「この騒動で『多目的トイレ=渡部』という下世話なイメージを社会に与えてしまった。国や自治体などのお役所はこういうのを極端に嫌います。ちょうど3月に建築物のバリアフリー設計指針を改定するため、それに合わせて呼び名を改めようと判断したのでしょう」
ちなみに新しい名称は「バリアフリートイレ」が内定しているようだが、これは国が便宜上、今後はそう呼ぶというもの。実際、どんな呼び名にするかは施設管理者に委ねられており、今も多目的トイレ以外に「多機能トイレ」や「みんなのトイレ」など施設によって呼び名はさまざまだ。
いずれにしても今回の改定に伴い、各地の多目的トイレの呼び名が変わる可能性は高く、ネット上では新名称案についての書き込みが殺到。いずれも真面目に考えたものではなく、渡部騒動をイジった大喜利の場と化している。
例えば、「ワタ便所」や「アレ目的トイレ」、「卑猥行為禁止トイレ」といったものをはじめ、相方の鉄板ネタをそのまま用いた「児島だよっ!」といったもはやトイレの文字すら入っていない新ネーミング案も。さらに「この機会に渡部の芸名を“多目的トイレ”に改名すればいい」という意見もあった。
年末の「ガキの使い」出演シーンのカットに続き、今度は施設の名称変更と国まで動かしてしまった渡部の不貞騒動。最初のスクープからすでに8カ月が過ぎたが、沈静化するにはまだまだ時間がかかりそうだ。