日本マクドナルドは1月8日より、おもちゃ付きのお子様メニュー「ハッピーセット」をリニューアル。「サイドサラダ」など栄養バランスに配慮したサイドメニューを拡充することを明らかにしたが、ネット上では《マックにサラダはいらない》との意見から論争が巻き起こっている。
「マクドナルドによれば、『子どもの成長や発達をいちばんに考えるお父さんやお母さんが、安心してハッピーセットを選んでいただけるように』と、これまで『マックフライポテト』と『スイートコーン』の2種類だったサイドメニューを4種類に増やし、『スイートコーン』を終了させた上で新たに『サイドサラダ』『えだまめコーン』『ヨーグルト』といったヘルシーメニューを追加するといいます」(フードライター)
ただ、かつて原田泳幸社長(当時)が「アンケートをとると必ずヘルシーなラップサンドやサラダがほしいと要望があって商品化したけども売れたためしがない。ヘルシーなサラダでなくメガマックが売れる」と発言したようにマクドナルドではヘルシー系メニューは売れない傾向にあり、今回、ネット上でも《子供の成長や発達をいちばんに考える親は子供にマックをあまり食べさせない》《誰もマックにヘルシーさは求めてない。栄養バランスは他で考えるわ》《マックで栄養は気にしないから、とにかく価格をもっと安くして》といった否定的な意見も多く見られた。
「かつてマクドナルドが『サラダマック』というメニューを発売したところ、これがまったく売れず早々に販売終了した過去がありますが、それも今は昔。『吉野家』が糖質制限メニューである『ライザップ牛サラダ』を発売した際にも、《吉野家にヘルシーさは求めていない》《筋トレしている人は吉野家には行かない》といった否定的な意見が圧倒していましたが、結果は発売から約2ヶ月で100万食を突破する大ヒットを記録しています。新型コロナウイルスの第3波の到来でなかなか子どもたちも外で遊べない状況にありますから、栄養バランスに配慮したサイドメニューを選ぶ親御さんは多くなっているかもしれません」(フードライター)
マックのメニュー刷新の評判とヘルシー戦略の行方に注目だ。
(小林洋三)