マクドナルドの“モバイルオーダー”が高評価の一方で指摘される“難点”

 マクドナルドでは、専用アプリで事前に商品を注文・事前決済が行える「モバイルオーダー」を導入、1月28日より全国2900店舗のうち、47都道府県の2700店舗で利用可能になった。
 
 サービスは「イートイン」でも「テイクアウト」でも利用が可能だ。スマホで注文・事前決済ができるので、レジの前で注文の列に並ぶこともなければ、レジ前で焦る必要なくスマホの画面でゆっくり商品が選べる。
 
 特に1700店舗では席まで商品を届けてくれる「テーブルデリバリー」にも対応しているので、レジで商品を受け取ってから自らテーブルまで商品を運ぶ必要がない。つまり、店内に入って席についてからスマホ操作をしたら、注文を届けてくれるというわけだ。たくさんの買い物袋を両手にブラ下げていたり、赤ちゃんを抱いたお母さんなどには非常に優しいサービスだろう。

「注意点としては、決済はクレジットカードかLINE Payでの対応なので現金は使えません。また、ドライブスルーは未対応。商品の“〇〇抜き”といった細かいカスタマイズもできない。実際の利用者からは『すごく便利!』といった声もあれば、『(レジでは対応している)dポイントに対応していない』、『公式アプリとモバイルオーダーアプリが別々に配信されている』といった残念がる声が上がっていますね」(飲食業界関係者)
 
 高評価の一方、改善の余地はあるようだ。

(猫間滋)

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