2月12日にユーチューバーの男性が、マクドナルドのソーセージエッグマフィンから「ゴキブリの死骸」が出てきたとツイートしていた件について、日本マクドナルド側がゴキブリが混入していた可能性を認め謝罪していたことが分かった。男性が自身のツイッターで明らかにしたが、この対応にネット上では称賛の声が相次いでいる。
「男性はマクドナルドから受け取った『品質調査報告書』をツイッターに投稿。それによると、ソーセージエッグマフィンに混入していたのは9ミリのチャバネゴキブリだったそうですが、イングリッシュマフィンやパティなどの製造工場で混入していた可能性は低いとのこと。しかし、検体は十分な熱の影響を受けていたことから、明確な混入経路の特定には至らなかったものの、店舗調理のいずれかの工程で混入した可能性は否定できないと記されていたのです」(ネットライター)
また男性は、マクドナルド本社から3名が訪れ、検査結果の説明とともに正式な謝罪があったことも明らかにし、元マクドナルド店員や現役店員を名乗る人たちから「絶対にあり得ない」「自作自演だ」などと誹謗中傷されていたことについても、代わりに謝罪してくれたという。
「マクドナルドの一連の対応にネット上では、《外部機関に依頼して調査結果をちゃんと被害者に伝えたのは素晴らしい》など、むしろ称賛の声が数多く寄せられています。利用者からクレームを受けてもうやむやに終わらせてしまう飲食店も少なくありませんし、何よりユーチューバーの男性側からこうした報告がなされるということは、正しい対応をした証拠とも言えるでしょう。マクドナルドでは昨年から3度の値上げを実施していることから、対応次第ではネガティブな捉え方をされかねない状況にあったと思いますが、これで評価が一段上がったのではないでしょうか」(経営コンサルタント)
苦境をむしろプラスに変えてしまうマクドナルドの対応は、さすがと言えるだろう。
(小林洋三)