「昨年の暮れごろから『芸能人の家にガサが入った』とか『有名俳優が警察にマークされて外出するたびに職務質問されているらしい』といった情報が出回っています。実際、警察当局は2021年の東京五輪に向けて、風紀の引き締めのために違法薬物に手を染める有名人の摘発に躍起になっているそうで、警戒心がゆるむ年明け早々にも“大物”の逮捕劇が報じられるかもしれません」(芸能記者)
俳優・伊勢谷友介に続く薬物がらみの事件は起きるのか。そんななかで2020年12月28日発売の「実話ナックルズ」(大洋図書)が報じた“爆弾情報”に注目が集まっている。
《紅白出演“歌姫”Z シ×ブで1月逮捕か》というタイトルのもと、大物歌手が1月中にも逮捕される可能性について触れている。
「記事によれば、その歌姫Zはデビューして間もなくブレイクし、『NHK紅白歌合戦』への出場を果たしたものの、ここ数年は時折、音楽特番などで歌声を披露する程度。過去のイベントでは“サプライズゲスト”としてステージに上がったものの、歌詞が出てこなかったり、トークも聞き取れなかったりと、さまざまな“奇行”が話題になっていたそうです。異性関係も奔放のようで、肉体関係を持った男性に薬物がらみの卑猥な映像を撮られてしまったという噂についても触れています」(前出・芸能記者)
昨年の秋以降、この歌姫Zの自宅周辺にはマスコミらしき撮影班の車両が張りつき、その近影を撮影していたという。振り返れば、大物アスリートが違法薬物で逮捕された事件でも、特定のテレビ局だけが、逮捕前のプライベートに密着。会食シーンなどを映像に収めていた。今回の歌姫の「逮捕カウントダウン」はあくまで“疑惑”の範疇を出ないが、いったいなぜ捜査情報が外部に漏れてしまうのか。民放キー局の警察担当記者が“リーク合戦”の舞台裏を明かす。
「警察だってそう簡単に情報を教えてくれるわけではありません。長年の信頼関係の賜物ですよ。マスコミ側が情報を提供するケースもあって持ちつ持たれつ。その一方で、警察としても大物を検挙した際に、なるべくテレビなどで大々的に取り上げてほしいというのが本心。“風紀の引き締め”のPRという点では、絶大な効果がありますから。その際、テレビ局としても過去のイベントなどの映像よりも、ふだんの生活がうかがえる絵ヅラのほうがインパクトはありますからね。ガサから署に連行するまでの一連のシーンを撮らせてくれることもありました。ただ最近では、ガサの空振りも多いせいか、逮捕情報のリークはめっきり少なくなったと聞いています」
歌姫Zの逮捕はあるのか。たとえ近影の撮影に成功していたとしても、昔からその歌声に癒されてきたファンとしては骨折り損で終わることを願ってやまない。
(金沢伝之助)