「明石家さんま=新型コロナ」有田哲平の“ワクチン理論”に反響「怖すぎる」

「我々の敵、コロナウイルスは実はさんまさんです」

 くりぃむしちゅーの有田哲平(49)がこう切り出すと、スタジオ中は騒然。出演者は「怖すぎるでしょ」「何これ怖い!」「怖い怖い」と声をあげたが、テレビの前の視聴者も同様の戦慄を覚えたのではないだろうか。

 12月20日に日本テレビ系で放送された「有田教授と憂鬱な民−コロナ禍−」。有田が教授に扮して、いとうあさこ、朝日奈央、丸山桂里奈、3時のヒロイン・福田麻貴らを前に独自の理論を紹介していくという放送内容だったのだが、番組終盤で取り上げたのが、芸能界でブレイクするための「明石家さんま対策」。

「踊る!さんま御殿!!」(日本テレビ系)に出演して、さんまに認められて“ヒット賞”を獲得すれば、横のつながりで他の「しゃべくり007」や「人生が変わる1分間の深イイ話」といった他の日テレ系人気バラエティへの出演につながるようで、有田教授はさんまとの共演を想定した“トレーニング”の重要性を説いた。

「有田さんは3人の芸人の取り組みを例にあげて、“さんま対策”を紹介。1人は徹底的にさんまさんのラジオを聞いて声に慣れ、もう1人はモノマネタレントをいわば練習台にして備えた。そして最後の1人はさんまさんのデータをパソコンに打ち込んで『AIさんま』なるものを作成して、日々、向き合いながら練習を重ねたとか。結果的に『踊る!ヒット賞』を獲ったのが『AIさんま』を作った芸人。名前は出しませんでしたが、AIとのトレーニングが実を結んだそうです」(テレビ誌ライター)

 と、ここまでは普通のイイ話だったのだが…。有田教授は突然、「そんなことを言いたかったんじゃない」と切り出し、じつは「さんま対策」の話は「新型コロナワクチン」に関する講義だったとタネ明かし。そこで冒頭の「怖すぎる」というリアクションにつながったのだが、3時のヒロイン・福田が「何すごい人でたとえているんですか」とツッコミ。

「がんばって攻略したいものを例えて、我々は(コロナウイルスを)『さんまさん』としました」

 有田教授はこう言って弁解したものの…。「例え話」にしても一人の芸人をウイルス扱いしたことには賛否両論のようだ。

「3人の芸人が取った『さんま対策』をワクチンに例えていました。ラジオでさんまさんに慣れておく行為は不活化ワクチン、モノマネタレントで“免疫”をつける行為は生ワクチン、AIによるシミュレーションを遺伝子ワクチンとしていました。つまり、ワクチン開発というのはそう短期間で作れるものではなく、何の準備もしていない芸人が突然『さんま御殿』に出てヒット賞を獲ることくらい困難であることを伝えたかったようです。もちろん、このワクチン理論は有田さん本人ではなく、作家さんが書いたものだとは思いますが、いささか度を過ぎた印象です」(前出・テレビ誌ライター)

 毎年恒例にしていた海外旅行が中止になったことで、年末年始はテレビに出ずっぱりだという明石家さんま。お笑い怪獣と対峙するのは、我々が想像する以上にプレッシャーのかかる修羅場なのかもしれない。

(あまねかずこ)

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