「自称お笑い通が…」Ⅿ-1敗退分析で物議!EXITがテレビから消える日

 人気お笑いコンビ・EXITが先月行われた「M−1グランプリ2020」(ABCテレビ制作)の準々決勝敗退という結果を受け、自身のYouTubeチャンネルで現在の心境を語った。人気絶頂にもかかわらず「M−1」予選落ちという結果に終わったEXITのコメントにネット上では《負け惜しみだ》《負けたことをとやかく言うのはダサい》など厳しい声があがっている。

 大会を振り返り、分析していく中で語られたのは「M−1」の客層についてだ。

 兼近大樹(29)は「『M-1』って“自称お笑い通”ぶった“自称お笑いファン”が集まってるじゃないですか。本当のお笑い好きじゃないというか。その人たちが、意地でも笑わないみたいな顔してました。こいつらの、こんなネタで笑うわけないって顔で俺らを見てました」と皮肉たっぷりにバッサリ。さらにこう続けた。

「奴らはお笑いが好きなんじゃなくて、お笑いを好きと言っている自分に酔っている人たち。で、人気者を叩くことで、自分はお笑いを分かっていると思われたい人たちですから」

 どうやら兼近の言うところの“自称お笑い通”の客には自分たちの芸がウケないと分析しているようだ。

 兼近の「お笑いを好きと言っている自分に酔っている人たち」という皮肉発言に対しネット上では《自分のネタがウケなかったからって客批判はイタい》《賞レースだからそういう側面もあるのはわかっているはず。評価されないネタを披露しただけじゃないの?》《この発言は負け惜しみみたい。チャラくなくてガッカリ》など物議をかもした反面、《これはわかる。近年の『M−1』は楽しく漫才を見るのではなくお笑いソムリエたちの『俺はお笑いわかってる』的なマウント合戦みたいだから…》《『M−1』に限らず、純粋に笑いたいっていうよりもどれだけお笑いのギミックが詰め込まれているかとか、『面白さ』以外の評価基準が、暗黙のルールとして存在するように感じる》など、お笑いを評価して順位をつけるという「漫才大会」ならではの会場の雰囲気に辟易し、兼近の発言に共感する声もあがっている。

 とはいえ、動画内で兼近は「まぁ、出続けるしかないですよね。で、かましていきましょうよ。来年の目標は決勝ですよ」と来年以降も出場する意気込みを見せている。相方のりんたろー。(34)もテレビ出演の仕事に忙殺されながらネタを作り続けなければいけないことに、人気者ゆえに不利であることを明かしていた。

「じつは毎年発表される『消える芸人ランキング』で上位ランカーの常連と言われているのがEXIT。ところが『消える』『消える』という評判のわりに、むしろテレビ出演を増やしています。2人の好感度は下がるどころか高まる一方。Ⅿ-1敗退の原因が時間的な問題だとしたら、決勝進出はかなり先のことになりそう」(お笑い関係者)

 予選敗退に悔しい本音を滲ませた2人だが、自分たちのスタイルで決勝進出を果たす日は来るのだろうか。

(浜野ふみ)

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