「ゴールデンですよ!」
共演者の霜降り明星・せいやから厳しいツッコミを受けたのは千鳥の大悟。11月26日に放送された「アメトーーク!」(テレビ朝日系)で禁断ワードを口走り、それが“ピー音”なしでオンエアされたのだから、もしかしたら番組史上に残る迷シーンと言えるかもしれない。
この日のトークテーマは「ついついダラしなくなっちゃう芸人」。ゴミ屋敷と化した自宅アパートでロフトから階下にゴミを放り投げるという宮下草薙の草薙航基、大阪で仕事の際は時間ギリギリまでホテルでマッパで過ごすというブラックマヨネーズの小杉竜一、LINEの返信よりもゲームを優先させるという渡辺直美ら、クセモノぞろいの中で、もっとも存在感を発揮したのは大悟だった。
「女の子と飲みに行く。だってそれはいいでしょ。それで後輩がラジオでボクと飲みに行ったっていう話をするんですけど、あいつらどれだけうまいねんっていうくらいキレイに女のとこ、“くりぬける”んですよ」
と、なぜかダラしないエピソードとは無関係と思われるトークを展開し始める。つまり後輩芸人が大悟と女性と交えた飲み会の話をする時は、絶妙に女性の存在をかき消したうえで披露しているというのだが…。
「こんなキレイにくりぬいて。しかも『質を変えずにこいつらラジオでしゃべれる?』って思ってあっぱれやなこいつら…と思う時ありますもん」
するとここでMCの蛍原徹が「なんの話してんの?」とツッコミが入るも暴走トークは止まらない。「やましいことは何もない」としたうえで、
「すっげえ型が残るくらいキレイに女のとこだけっていう、素晴らしい(トークの)技術を持ってる後輩はいますね。(ハライチの)岩井とかキレイに“くりとる”から」
この「くりとる」のワードに共演者はすぐさま反応。「くりとるって(笑)」「こいつ退場でしょ」「ちょっとよくないですね」と総ツッコミを浴びる展開となった。
その後、あわてて大悟が「“くりとる”やから」と弁明し、ブラマヨの小杉が「切り取るとくみ取るがまざってもうたんや」とフォローして、“女くりとるトーク”は終幕となった。
「大悟さんといえば大の酒好きで知られ、これまで大きな泥酔トラブルが報じられないのが不思議なくらい。大きな仕事で穴を空けたという話も聞きません。かつて地方ロケの際に、東京駅集合だったのですが、前夜にあまりに酒を飲みすぎて、ズボンをはかないまま下半身は肌着だけというスタイルで駅に現れたことがあったそうです。幸い、季節は冬で、長めのコートを着ていたので、ソッチ系の犯罪で通報されることはなかったようですが、“くりとる”という放送事故スレスレのワードが出た今回の収録も二日酔いで臨んでいた可能性はおおいにありますね」(芸能関係者)
とはいえ、シラフではとても考えつかないようなワードが飛び出すのが大悟の魅力。編集でカットしなかったスタッフにも敬意を表したい。
(あまねかずこ)