女性たちからすれば「信じられない」。そんな声が数えきれないほど聞こえている。
そんな怒りの声をあふれさせてしまったのが、10月20日にJリーグのベガルタ仙台から契約解除された道渕諒平選手のあまりに酷い内情。第一報を報じた「FLASH」によれば、道渕は交際していたタレントのH美さんに暴行を加え、9月7日に傷害容疑で逮捕されていたという。が、その逮捕の事実を「知らなかった」とクラブが発言したことに世間から一斉ブーイング。なぜなら、道渕は逮捕後も何食わぬ顔で6試合に出場していたのだから…。
「被害者女性からは8月の時点でDV報告があったようです。それはベガルタも認知、両者間で和解があったと伝え聞いたとしています。ですから、その報告を受けたJリーグ側も何も言えなかったというお粗末な顛末。ベガルタ側は道渕選手の出場を『Jリーグが許可したから』と責任転嫁していますが、9月の逮捕を『知らなかった』と答えたことに、『あまりに無責任では?』という怒りの声が上がりました。というのも、週刊誌上で公開された画像などから、道渕選手の異常ともいえる執拗なDVの実態が判明。5分置きのLINE口撃も凄まじかったようですが、なんといっても世間を震え上がらせたのが、自死をほのめかしながら、みずからの喉元に包丁を突き立てている写真。こんな異常行動をとる選手を、逮捕は知らなかったと無責任な言い逃れで試合に出し続けていたことで『殺されてもおかしくない』『怖すぎる』『こんな包丁男を野放しにするなんてベガルタ仙台も責任重大でしょ』とネット上は厳しい罵声だらけですね」(スポーツ誌ライター)
ベガルタ仙台が道渕選手の女性トラブルを隠蔽していたと見られても致し方なし。その証拠に、ヴァンフォーレ甲府時代の2017年、知人女性に殴る蹴るなどの暴行を働き逮捕されたことがあったことを知るベガルタファンは「なんで今さらあの話が?」と、勘違いしていたとか。ところが、今回の新たな暴行事件が発覚したことから「ベガルタファンやめます」「もう解散でいい」「上層部は全員辞めろ!」など、責任を求める声が少なくないとか。
「事が大きくなったことで、経営陣の給料100%カットという報道も出ていますね。それでも、公開されたDVの証拠画像は世間の女性たちには恐怖以外の何物でもありません。包丁だけでなく、プロのサッカー選手に足で蹴られるなんて…それだけで命を落としかねない。このコロナ禍で頑張っている選手たちには申し訳ないのですが、今回の隠匿でJリーグはかなりのイメージダウンを負ったのではないでしょうか」(女性誌ライター)
クラブは道渕を契約解除で放り出せばいいけれど、放り出されたDV男がまたどこで同じことを繰り返すかわからない。新たな被害者を出さないために、ぜひそのあたりも徹底マークをお願いしたいかも。
(飯野さつき)
※写真はイメージです