ボビー・オロゴン「7歳サバ読み」で疑問噴出「YOUは何歳で曙戦を?」

「奥さんがボビーから『眠れなくしてやる』、『離婚届をとっとと書いて渡せ』と詰められていたことなど、長年にわたる“イジメ”を明かして衝撃が走りました。単なる夫婦喧嘩と思っていたボビーの友人は多かったですからね。ボビーといえば、株で大儲けして、埼玉に『4LLDDKK』の超豪邸を建てたことで知られていますが、このコロナ・ショックで大損して、そのイライラをぶつけた程度のことだと思っていましたから」(芸能記者)

 もうカタコトの日本語で笑いを誘う天然ボケキャラで芸能界を渡り歩くことは難しいかもしれない。5月16日、ナイジェリア出身のタレント、ボビー・オロゴン(本名・近田ボビー)容疑者が、さいたま市浦和区の自宅で妻の顔を指先で叩くなどしたとして、暴行容疑で埼玉県警に現行犯逮捕された。調べに対しボビー容疑者は「妻とはトラブルにはなったが突き放しただけで暴力はふるっていない」などと、容疑を否認しているという。

 ボビー容疑者は2006年1月、当時の所属事務所と待遇等をめぐり対立。事務所内で暴れ、その場に居合わせた鈴木宗男氏の元私設秘書だったジョン・ムウェテ・ムルアカ氏らに暴行を加えたとされ、翌2月に暴行容疑で書類送検。芸能活動の自粛を余儀なくされた時期があった。

「いくらボビー容疑者が容疑を否認していても、妻が『長年DVを受けていた』と証言しています。さらにこれで暴行容疑が2度目であることをあわせて考えると、ボビー容疑者が芸能界に返り咲くのは厳しいかもしれません。ボビー容疑者は格闘家の顔も持っていますから、いくら本人が『突き放しただけ』と言っても、妻が恐ろしいと感じ警察に通報したことは事実ですからね。しかし今回の事件で驚かれたのは、2度目の暴行容疑もさることながら『7歳サバを読んでいた』という年齢詐称。5月18日放送の『バイキング』(フジテレビ系)では、ボビー容疑者とゴルフに行くこともあったというアンミカと番組MCの坂上忍は、口をそろえて『年下だと思っていたのに年上だったなんて』『年齢詐称していた理由は何だ?』と驚きの声をあげていました」(女性誌記者)

 1973年4月8日生まれの47歳だったはずだが、今回の事件で54歳であることが判明したボビー容疑者。格闘界からは坂上以上に「ビックリシタナ〜!」の声が挙がっているという。

「ボビーは2005年の大晦日に『K-1 PREMIUM 2005 Dynamite!!』で元横綱の曙と対戦。3ラウンドを戦い抜き、3対0でみごとな判定勝利を収めています。当時の曙は36歳。対するボビーの年齢は公称で32歳。格闘家として脂が乗り切った年齢と言えますが、今回の件で、当時のボビーはアラフォーとなる39歳だったことが判明。つまり曙よりも年上だったということになります。さらに2年後の同大会では“野獣”ボブ・サップと対戦して1ラウンドKO負けを喫していますが、当時すでに41歳。サップは31歳だったので、10も年齢差があったことになります。当時の体の仕上がり具合はとても40代には見えませんでしたよ」(格闘ライター)

 事件のことは別にして、些細なページではあるが、日本の格闘史を塗り替えなければならなくなったようだ。

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