「彼女が意地悪だとは…」トランプ大統領“再選阻止”へメーガン妃が動く!?

 王室を離脱して早半年。ロイヤル時代同様、政治に関するコメントを控えているヘンリー王子に対し、メーガン妃は、今回の大統領選挙でも投票すると断言、投票の重要性について度々発言してきた。

 そんな夫妻が9月22日(現地時間)、米ABCのプライムタイムの特別番組に出演、メーガン妃は「4年ごとに『今回は生涯で最も重要な選挙だ』と言われているが、今回がそれです!」と、名前こそ出さなかったものの、民主党・バイデン候補支持ともとれる発言で、有権者に投票を呼び掛けた。

 すると、この発言に対し、翌23日、記者から感想を聞かれたトランプ氏は、

「私は彼女のファンではないが……彼女もそれを知っているだろうけれど。こう言いたい。私はヘンリー王子の幸運を祈っている。彼にはそれが必要だろうから」とメーガン妃をチクリと“口撃”、その確執が改めて明らかなになった。

 米国在住のジャーナリストが語る。

「ふたりの確執は前回の選挙が行われた4年前からで、女優としてドラマ『SUITS』に出演していたメーガン妃が、トーク番組で語ったある発言がきっかけだとされています。番組のなかで彼女はトランプ氏について『対立を煽る』『女性蔑視的』と表現。さらには『(トランプ氏が当選したら)そのままカナダに留まるかもしれない』と嫌悪感を露わにしていたのですが、とはいえ、2016年当時、まだ彼女はロイヤルファミリーに加わる前だった。ところが、皮肉なことに彼女が王子と結婚することになり、その映像がメディアで度々放映されてしまったんです。そんなこともあって、19年6月に英国を訪問した際、トランプ氏は『ザ・サン』紙の取材に対し『何て言えばいいのかな。彼女が意地悪だとは知らなかった』とコメント。以降は、ことあるごとに”お得意”のツイッターでの”チクリ口撃”が続いていました」

 3月には、アメリカLAへ引っ越したヘンリー王子とメーガン妃に対して、トランプ氏は《私は女王と英国の素晴らしい友人であり、崇拝者だ。英国を離れたヘンリーとメーガンはカナダに永住すると報じられていたが、カナダから米国に移住してきたようだ。しかし、米国は彼らの警備費を支払わない。彼らは自分たちで支払わなければならない》とツイート。

「このツイートを受け、王子夫妻の代理人が慌てて、『夫妻はアメリカ政府に警備費の負担を求めるつもりはありません。すでに民間の警備会社に手配しています』との声明文を発表したことは有名な話。以来、両者の溝は深まるばかりと見られていました」(前出・ジャーナリスト)

 さらに、トランプ氏がメーガン妃を快く思わない理由の一つが、彼女の政界進出への動きだという。前出のジャーナリストが続ける。

「メーガン妃は、白人警官の行きすぎた暴力の犠牲となった黒人男性の死について、動画で6分間のスピーチを行い、大きな称賛を受けましたが、以来、彼女は『米国での構造的な人種差別撲滅にすべてを捧げたい』『私の力で世の中を変えたい』と公言するなど、使命感に燃えていると言われていますからね。最近では人気司会者のオペラ・ウィンフリー氏を始めとするアメリカの黒人有力者達とも頻繁に会談を重ね、今後どのように抗議運動を展開していくかについて日々協議しているとされます。つまり、彼女は今、社会活動に軸足をシフトしようとしている。しかも、理念や信条はともかく、知名度は抜群であり、11月の大統領選で再選を目指すトランプ氏にとって、彼女は目の上のたんこぶと言えます」

 さて、王室は”引退”したものの、世界的な知名度を得たメーガン妃に対し、トランプ氏はどんな策で対抗するのか……。今後も両者の動きから目が離せない。

(灯倫太郎)

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