スポーツ選手にケガはつきものとはいえ、西武ライオンズのファンもさすがに黙っていられなかった!?「またですか?」「高い給料もらってリハビリしてるだけですね」「もうこれ以上キャリアを汚さないでください」「あまり甘えないでください」と辛らつな意見が殺到する事態に……。
今シーズンから古巣の西武に14年ぶりとなる復帰となった松坂大輔投手。一部には批判がある中でも、ファンの温かい支援で復帰記念グッズも売れまくり、6月に始まったペナントレースでも「いつ投げるんですか?」と楽しみにするファンは多かった。でも、登板どころか今度は頸椎の手術を受けたことが発表されて、そんな歓迎ムードも一気に台無しになっているとか。
「ファンの期待が大きかっただけに落胆は大きく、それが批判に繋がっているのでしょう。頸椎の手術ですから本人は選手生命に繋がるわけで大変だとは思います。それでも、手術前からコーチ陣はスタミナ不足を指摘していました。そもそもメジャーから日本球界に戻ったあとにまともに活躍したシーズンがありません。中日時代は登録抹消中にゴルフをやっていたこともバレてファンを失望させたばかりですし、今回も西武ファンの中には『さすがに使い物にならないのでは?』『どうせまたリハビリするだけでしょ』と、獲得に冷ややかな声がありましたから。結果、コロナ禍でせっかく6月に開幕にこぎつけたのにこの確信犯のような手術報道。ネット上でも引退を進言する声だけでなく、『でもゴルフはできますよね?』と往年の大スターには辛らつすぎる声が飛び交っています」(スポーツ担当記者)
そんな中、ネット上では、この松坂バッシングを過熱させるような動画が話題になっているとか。
「2006年のWBCの福岡での練習中のことです。グラウンドで練習中の松坂投手に向かって、イチロー選手が『疲れてなめてやってるだろ』『わかるぞ、お前』と発言。そして松坂投手が言い訳めいたことを言ったんでしょう。すると、イチロー選手は再び『何がしょうがないだよ』『深いところでなめてやってるだろ』とピシャリ。カメラの前でしたから、和やかに取り繕っていたものの、このときのイチロー選手の目はまったく笑っていないことで、ネット民は『本気で言ってる』『松坂に期待してる裏返しだけでマジで怒ってるな』という意見が。加えて、松坂投手の“困ったなぁ”というヘラヘラ笑いもファンは気になったようで、『やはり本当に野球をなめてたんだろうな』という憶測につながり、まさにイチロー選手の指摘したどおりの結果となりましたね」(前出・スポーツ担当記者)
50歳まで現役を目指してストイックに野球に取り組んだイチローには、松坂の野球に対する態度が本気で歯がゆかったのかも。最近でもファンからは「もっと身体を絞るべき」「本気で身体をつくってないでしょ?」「死ぬ気でやってないじゃん!」「日本のファンに甘えてる」という声しか聞こえてこない松坂。偉大な先輩からの14年前の叱咤を今ごろ噛みしめているのか、それとも頭の片隅にも残ってないのか……。どっちなんでしょ?
(飯野さつき)