イチローは「昼寝をしないウサギ」 オリックスOBが才能と「深夜の活動」に感服

「昼寝をしないウサギなんだよ…」

 イソップ寓話の「ウサギとカメ」を例に持ちだし、元メジャーリーガー・イチロー氏をこう絶賛したのは、オリックスOBであり、現在はタレントのパンチ佐藤だ。
 
 西武や巨人で活躍した元プロ野球選手、大久保博元氏のYouTubeチャンネル〈デーブ大久保チャンネル〉に出演して明かした(7月31日)。
 
 佐藤とイチロー氏は、同じタイミングで登録名を変更した仲でもある(佐藤和弘から「パンチ」に、鈴木一朗から「イチロー」に)。
 
 佐藤は89年、イチローは91年のドラフトでオリックス入団。僅か2年違いだが、佐藤は大学、社会人を経ており、高卒のイチローとは9歳差。なので、有望とは聞いていたが、
 
「7、8年は(かかる)って思ってたわけ」

 ところが、イチローの颯爽と走る姿、強肩をうならせてキャッチボールする姿に呆然。
 
「オレはカメだから。みんなが昼寝してるところを、こう(努力して)来てプロになった男だから、オレはカメだカメだと思ってわけ。イチローはウサギ‥‥だけど、昼寝をしないウサギなんだよ。これがタチが悪い。あれで努力されちゃあ、こっちはねえ。だから、もうすぐに追い抜かれちゃったね」

 と大久保氏の笑いを誘った佐藤。

 試合後、夜の12時からバッティング練習するイチローの打撃音がカーン、カーンと佐藤の寮まで聞こえてきたこともあったそうで、「努力の人!」と感嘆したそうだ。
 
 野球の天才は努力の天才でもあった。
 
 (ユーチューブライター・所ひで)

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