お笑いコンビ・ナインティナインの矢部浩之が7月5日深夜放送の「やべっちF.C. ~日本サッカー応援宣言~」(テレビ朝日系)に生出演し、今後もサッカー界を盛り上げていきたいとの想いを口にした。
同番組をめぐっては、今年8月いっぱいでの“打ち切り説”が様々なメディアで報じられており、この日は番組終了のニュースが出てから初となる放送。すると、ファンが興奮したのは終盤の人気コーナー「ハーイ!やべっち」での一幕だった。
元日本代表DFで現役時代には浦和レッズや名古屋グランパスで活躍した三都主アレサンドロ氏が母国ブラジルからビデオ出演し、「矢部さん! ?『やべっちFC』でこれからも日本のサッカーを盛り上げてください。遠いブラジルから応援しています!これからもよろしくお願いします」とメッセージ。日本での打ち切り報道を知ってか知らずか、かなりのタイムリーなエールに矢部は「ありがとうございます! おじいちゃんになるまで盛り上げたいと思います。ハート」と指でハートマークを添えるキュートなコメントで返している。
「放送スタートは日韓でワールドカップが開催された2002年。日本では数少ない長寿のサッカー専門番組ですから、番組終了の報道には各方面から悲しみの声が届いていました。そうした中での矢部の今回の発言は、しっかりとファンの心に響いたのではないでしょうか。もちろん冗談半分の返しではありましたが、『おじいちゃんになるまで盛り上げたい』との言葉には視聴者からも『締めのコメント良いなぁ。本当に爺さんになるまで応援してほしい』『終わらないよね、やべっちFC。私の楽しみなんです』『番組続けてください』との反応が。ネットでも同番組の終了報道を残念がるコメントが多く、『やべっちFCの日本サッカー界への貢献は決して低くないと思います』『この番組を終わらせてまでして新たに始まる価値のある番組って何なんだろう。数少ないサッカー専門番組を絶やしてはいけないと思う』といった指摘が集まっています」(テレビ誌ライター)
ピッチ上での勇姿とは別に、現役Jリーガーの素顔を窺い知ることができるとして、合宿中の選手を取材する企画「デジっちが行く!」はJリーグから公認を得るまでの名物コーナーになった。本来であれば“取材禁止エリア”である滞在中のホテルの部屋の様子まで発信することにも成功し、Jリーグの魅力を様々なアングルから伝えてきた。
中には「別にサッカー好きじゃないけど、この番組は終わらせたらいけない気がする」との指摘もあるが、果たして9月以降も「やべっちF.C.」は存続するのだろうか。それとも18年におよぶ歴史に幕を閉じることになるのか。続報を待ちたいところだ。
(木村慎吾)