「ソウルを火の海に」北朝鮮が激怒した「韓国ビラ」で日本が次の攻撃対象に!?

「戦争はなく、新たな平和の時代が開かれた」

 南北首脳がこう高らかに宣言したのは2018年4月のこと。それからおよそ2年後にあたる先日6月16日、南北融和の象徴であった「南北共同連絡事務所」が北朝鮮によって爆破された。北朝鮮が爆破を決行した理由は、韓国の脱北者団体が体制批判のビラを散布したことに反発したためだ。北朝鮮の朝鮮中央通信は、17日の論評で「ソウルを火の海に」という見出しをつけ、韓国側と一戦交えることも辞さない構えだ。

 そんな一触即発の朝鮮半島情勢を、日本人の多くは対岸の火事として傍観しているようだが、今回の騒動の原因は少なからず日本にあるともいわれている。

「脱北者団体が北にばらまいたビラに掲載されていたのは、艶系女優のボディと“コラージュ合成”された金ファミリーのあられもないフェイク画像でした。脱北者団体は、ネットで拾ったコラ画像でビラを作ったようです。また、しかし問題なのは、北朝鮮問題に詳しい専門家もTwitterで言及していましたが、そのもともとのコラ画像を作ったのは巨大ネット掲示板『2ちゃんねる(現・5ちゃんねる)』のユーザーである可能性が高いということ。北の怒りが日本側に向く可能性はゼロではありません」(政治ジャーナリスト)

 もし現実となれば、まさに日本の“もらい事故”といったところだが、日本発とも言える“コラ画像”を見たネット民からは、《ビラの写真は日本製だとか言ってまた韓国から日本のせいにされそう》《これはまあ怒るよね、普通》《コラ素材が日本の艶系DVDだとわかったら日本も攻撃されるぞ》《これ、戦争になる理由としては十分な気がするぞ》《このふざけたコラ写真のせいで日本にミサイルが発射されるのか…》といった不安の声が上がっている。

 メディア心理学の専門家は、近年、ネット上でエスカレートするコラ画像の無差別投下に危機感を募らせている。その際たる例が、2015年にイスラム国のテロリストに日本人が拘束されたときのこと。コラ職人たちは面白半分でテロリストのTwitterアカウントに大量のコラ画像を送りつけて“煽り”を展開した。一歩間違えれば、テロリストたちを刺激し、多くの罪のない日本人が犠牲となっていた危険性もあったのだ。

「ネットでは、“赤信号みんなで渡れば怖くない”という状態に陥りやすく、悪ノリが起きやすい環境です。そのため、自分を律することができず、残念なレベルの人たちも大勢います。今やTwitterなどで見られるこのコラ画像文化も、元を正せば『2ちゃんねる』が火付け役。事実上の管理人だったひろゆき氏が、しっかり肖像権侵害や名誉毀損に対応し、未熟なネット民たちを管理できていれば、今のように無秩序なコラ文化が形成されることもなかったでしょう」(メディア心理学の専門家)

 イスラム国に続き、北朝鮮すらも挑発し続けるコラ職人たち。彼らの悪ノリのせいで、再び朝鮮戦争が勃発し、日本が火の海に包まれる可能性が浮上したとあっては、ただの悪ふざけでは済まされない。

(道明寺さとし)

※写真は「労働新聞」より

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