「不貞自粛」渡部が釈明会見を開けない3つの理由「事務所との力関係も…」

「なぜ渡部建さんは会見をしないのか、会見をして本人の口からすべて話せば、世間のバッシングも、もう少し弱まることも考えられます。また、『週刊文春』の報道についても、否定すべき点はきっちり否定すべきではないか、過去の不貞スキャンダルから、そう考える人は多いかもしれませんが、渡部さんには会見を開けない事情があると言われています」(芸能関係者)

 6月15日に放送された「とくダネ!」ではキャスターの小倉智明が、「内容が内容だけに、恥ずかしくて出てこられないでしょう」と、しばらくは公の場に姿を見せないことを示唆していたが、確かに、渡部のプライドの高さはお笑い業界でも有名だったようで、「人に頭を下げるのを見たことがない」(前出・芸能関係者)といった性格も会見を開けない理由のひとつと言えるかもしれない。

「あとは事務所との力関係ですね。たいていはテレビ各局やスポーツ紙からの要望を受けて、事務所側がタレントを説得して謝罪会見の場を作るケースは多いです。しかし渡部さんが所属する芸能事務所・人力舎はよくも悪くも、タレントに甘いことで知られています。会見の場に引っ張りだすなんてできないと思いますよ。だいぶ昔は、どんな売れっ子タレントでも給料は手渡しで、わざわざ事務所まで出向く必要があった。前社長がひとりひとりに給料を手渡しすることで、それなりに信頼関係が築けたのですが、最近ではそうした慣習もなくなっていたようですからね。誰も渡部さんに『会見やろう』なんて言えないんじゃないですか」(お笑い関係者)

 そして最大のネックとなるのが「多目的トイレ」と報じられた密会場所だ。「週刊文春」の記事では、不貞相手の一人を六本木ヒルズの現場に呼び出しだという身勝手な行動が批判を集めていた。さらにその特異すぎる場所ゆえに、ネット上では「法的責任は発生しないのだろうか」という疑問が沸き起こっている。

「もし会見を開けば、当然、質疑応答をしないわけにはいきません。となると、当然、多目的トイレを使用したのかどうかという質問が出てくるでしょう。もし認めてしまえば、芸能活動自粛どころではない社会的責任を追及される可能性も出てきます」(前出・芸能関係者)

 果たして、「トイレ不貞」によって、渡部に刑事罰が科される可能性はあるのだろうか。この手の犯罪事情詳しいに弁護士に話を聞いた。

「渡部氏と不貞相手との行為ですが、まず刑法174条で規定される犯罪には該当しません。この犯罪は、望んでいないのにその行為を見せつけられる被害者が必要となります。ドアが開いているなどで誰かに見られたり、かなり大きな声が漏れ出ているのを聞かれたというなら犯罪に該当します。今回、後に当事者の一人が語っているだけで被害者が存在しないので、成立しないでしょう」

 多目的トイレがある六本木ヒルズを管理する不動産会社が訴えた場合に、建造物侵入罪に問われるのでは、という意見もネット上では散見されたが……。

「過去の事例で、建造物侵入罪が適用されているのは大きく分けて2パターンです。ひとつ目は窃盗や盗撮や傷害といった犯罪行為におよんだときに、付随する罪として罰せられる場合です。ふたつ目は、警察官に退去を命じられているのにそれに抗った場合ですね。こちらは基本的に現行犯となります。渡部氏の場合、どちらにも該当しませんので、過去の事例的を見る限りは起訴される可能性があるとは言えません。可罰的違法性は限りなく低い案件だと思われます。我々の日常生活の行為に“厳密に言えば違法”という行為は沢山ありますからね。当件を犯罪だの、刑事罰の可能性だのと騒ぐのはいきすぎかもしれませんね」(前出・弁護士)

 すでに民放各局のワイドショーでは、渡部の「トイレ不貞」が法に問われるのか、というテーマで議論が交わされていた。現場の「多目的トイレ」には多くの野次馬が集まっているという報道もあり、民事訴訟で損害賠償を請求される可能性も否定できない。渡辺が会見の場で真相を語る日は訪れるのだろうか。

(オフィスキング)

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