「イッテQ」に何が!?「女性軽視」の“ヒップ叩き”で猛批判を浴びていた!

 日曜夜8時台に家族で楽しめる番組として親しまれてきた「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ系)。6月14日の放送は休止扱いとなっているが、同番組には何かとトラブルが絶えなかった。宮川大輔が挑む世界の祭り企画で「ヤラセ疑惑」が指摘されたのは2018年11月のこと。同局は、一部過剰な演出があったことを認めて謝罪した。また、2019年5月には、同番組のインドロケでみやぞんが左足首を骨折。全治2カ月と診断され、収録の安全性なども問題になった。一時は“打ち切り説”も流れたが、番組は続行。コロナ禍の現在は、過去に収録された映像を再編集したり、レギュラー芸人のリモート映像を放送することでなんとかしのいでいたのだが……。

 ところが、6月7日に放送された企画の中で、視聴者をドン引きさせる映像が流れた。それは、いとうあさこがスペインを訪問し、地元で「ヒップパーカッション」を楽しむ打楽器奏者の男性のもとを訪れるというもの。4人の女性をひざまずかせ、女性が突き出したヒップを叩いて音を奏でるという技。いとうが挑戦したのは叩かれるほうで、T字型のきわどいウェアに着替え、あらわになったヒップを突き出し、皮膚が赤くなるほど叩かれたのだ。この映像に、多くの視聴者が不快感を覚えていたようだ。

「ネット上には『女性への性暴力やDVが問題になってるこの時代に、公共の電波で男性に女性がヒップを叩かれ続けてる映像を放送する神経が理解できない』『女性の立場からすれば屈辱的以外の何物でもない』『性産業で羞恥心をあおるプレイみたい』など批判が殺到しました。これは、14年6月15日に放送されたもので、当時も問題になりました。その問題作を平然と再放送する意図がわかりかねます」(テレビ誌ライター)

 裏番組の「ポツンと一軒家」(テレビ朝日系)に視聴者を奪われ、破れかぶれの判断だったわけではあるまいが…。

エンタメ