根拠なし?ヒロミがプロデュースの「加圧シャツ」に消費者庁が措置命令

 タレントで実業家のヒロミがプロデュースする加圧シャツ「パンプマッスルビルダーTシャツ」が誇大広告との指摘を受け、物議を醸している。

 消費者庁は3月22日、加圧シャツを販売する9社に対し、景品表示法違反(優良誤認)の再発防止を求める措置命令を出した。自社のウェブサイトなどで「当該商品を着用するだけで、容易に著しい痩身効果及び著しい筋肉増強効果が得られるかのように誤認を与える」として処分したもの。

 それら商品の中の1つが、株式会社イッティとヒロミが共同開発した「パンプマッスルビルダーTシャツ」だった。同商品の広告には「腹筋を割りたい人に!」「大胸筋を大きく見せたい人に!」との文言とともに、「トレーニングジムオーナーのヒロミが開発!着るだけで劇的変化!」「ヒロミプロデュース商品の実力はお墨付き!!」といった表示がなされていたことから、ヒロミの関与を非難する声が上がっていたが、今後は他のタレントがトバッチリを受ける恐れもあるという。

「イッティ社の公式サイトを見ると、ヒロミが手掛ける商品のほか、元宝塚・初嶺麿代プロデュースの“美脚サンダル”や、小倉優子や保阪尚希をアドバイザーやイメージキャラクターに使った商品もあるようです。これらの中にとくに誇大な表現は見当たりませんが、今回の指摘を受けて、色眼鏡で見られることは致し方ないかもしれません」(テレビ誌ライター)

 株式会社イッティは、商品を共同で開発してはいるものの、広告表示においてヒロミは無関係と説明をしているが、これに対してネット上では「商品名に“ヒロミプロデュース”と冠している以上責任を問われるのは仕方ない」「広告含めてヒロミは確認しなかったのか?」といったバッシングの声もある。

 ヒロミの今後の対応に注目が集まりそうだ。

(木村慎吾)

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