イチロー「引退会見」中のオークション出品行為に批判殺到!

 プロ野球ファンには許せない事態だったかもしれない。

 日本中の感動を呼んだマリナーズ・イチロー選手の引退試合。深夜の会見から一夜明けると、国民栄誉賞の声があがる一方で、ネット上では“別の部分”でも大きな盛り上がりをみせた。
 
「予想はされていましたが、ネットオークションでイチローグッズを転売する人が大量発生したんです。多くは直筆サインボールですが、高いものですでに20万円近い価格で落札されています。引退会見とほぼ同時に出品する人や一人で複数出品する人もいて、イチローファンからはブーイングも増えてきました」(エンタメ誌ライター)

 晴れ晴れした表情で感謝を伝え、最高のファンサービスともいえそうな1時間半の会見の最中に、イチロー選手の直筆グッズが次々とネット上に出品される状況には、「イチロー選手が見たら無口になりそう」「恥ずかしい」「本当にイチローのことを好きなの?」というファンの悲しみコメントも出始めている。

 中には「家宝」と銘打ちながら、直筆サイン入りグローブを50万円以上の高額で売ろうとしている人も出現しており、これには「ほんとに家宝?」とのツッコミも。ところが、そんなファンの気持ちを無視するように、グローブやバット、ユニフォームが軒並み30万円近い価格までせり上がっていった。

 有名スポーツ選手のグッズがネットで高額取引される事例は数え切れないほどあるとはいえ、イチローほどの国民的ヒーローのグッズ転売行為に日本人はあまり慣れていない。今後もどんどん増えてくることは間違いないが、引退バブルを見越して入手していたとしたら、割り切れない。

(田中康)

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