値上げをしたら株価が下がった。こんなシャレにならない話が現実になるとは……。3月22日の「デイリー新潮」が、焼き鳥チェーン「鳥貴族」が初の赤字に転落したことで、アイドルグループ・関ジャニ∞の大倉忠義の資産が大幅に目減りしたことを伝えた。
鳥貴族の創業者は、大倉の実父である大倉忠司社長。全品280円均一の低価格が支持され、1985年の創業以来、急速に拡大。ところが、17年10月に人件費の高騰などを理由に18円の値上げを実施。これが客離れを呼び、2014年の上場以来、初の赤字になったことが3月8日にわかった。
「7億4700万円の黒字予想から3億5600万円の赤字に下方修正ですから、株価も大きな影響を受けました。決算発表当日の終値は1638円でしたが、一時的に1562円まで下げました。しかし現在は落ち着き、3月22日の始値は1655円と戻してきています」(経済誌ライター)
大倉は、鳥貴族の株を1万株所有。さぞかし、ホッとしたことだろう。
「いえいえ、値上げ以降、大局的に見ると株価は絵に描いたように右肩下がりです。17年12月25日には3965円の高値をつけましたから、そこから約2300円も下がっている。1万株保有の大倉は、約1年で2300万円も資産が目減りした計算になります」(前出・経済誌ライター)
大倉といえば、本業でも〝災難〟が降りかかっていた。
「昨年11月の『女性自身』によると、自身の会員制携帯サイトで、大倉はストーカーに悩まされていることを激白。一部ファンから執拗に付きまとわれ、精神的にも参り、脱退の噂まで出ています」(芸能記者)
本当のファンであれば、自分に付きまとわず鳥貴族に行ってほしい……。大倉のそんな声が聞こえてきそうだ。
(石田英明)