家族がコロナに感染したら…アメリカ福祉保健省が推奨する2大アイテムとは?

 フリーアナの赤江珠緒アナの「新型コロナ感染」のニュースが波紋を呼んでいる。発端はテレビ朝日の「報道ステーション」。MCの富川悠太アナが体調不良を感じながらも番組に出演し続けた結果、同番組の男性スタッフに感染。その妻である赤江アナの陽性が判明したのは、夫の感染確認から3日後の4月18日のことだった。

 赤江アナのように、夫が感染し、結果的にみずからも感染するという「家庭内感染」は今や誰の身に起きても不思議ではない。もし家族の誰かが感染者となった場合、いったいどのように対処すればいいのか。

 ヒントは、これまで75万人以上の新型コロナウイルス感染者を出したアメリカにあった。現地の医療体制に詳しいジャーナリストが語る。

「あくまで人工呼吸器を必要としない段階での話ですが、家族といえど、濃厚接触を避けるには感染者は極力動かさず、ひとつの部屋に“隔離”することが鉄則です。食事のやり取りなども、直接手渡さず、部屋の前に置くなりして、あとで取ってもらうようにします。もしも隔離する部屋がない場合には、現在、日本のコンビニのレジでも見られるような透明のビニールシートの大きなものを活用して直接接触を避けるという方法もあります。また、覚えていただきたい対策のひとつが、トイレを別にすること。過去にSARS危機に見舞われたアメリカでは、すでに保健福祉省が患者用に院内感染を防ぐための『簡易隔離テント』や『水を使わない移動式椅子型トイレ』を考案・制作しています。日本ではよほどの大豪邸でもない限り、トイレはひとつしかありません。しかし、簡易トイレがなくても、折り畳み椅子の座面中央に穴を開けて、そこにビニール袋を何重にも通せば、トイレの代わりになります」

 長年連れ添った家族ゆえに「近くで寄り添いたい」「顔を見て話がしたい」と近づきたくなる気持ちはわかるが、直接対面しなくても、“密”なコミュニケーションは取れる。

「家庭内で隔離生活を送る際のやり取りにはFacetime(テレビ電話)が非常に有効です。電源を入れておけばテレビ電話として永久につながっているので、感染者の不安も和らぐのではないでしょうか」(前出・医療ジャーナリスト)

 来るべき時に備えて、準備を進めておく段階に入っているのかもしれない。

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