テレビ朝日の小川彩佳アナウンサーの電撃退社に〝黒幕〟の存在が浮上!? ジャーナリストの田原総一郎氏が、小川アナにフリー転身を勧めたのではないかとの疑惑を、3月20日発売の「週刊新潮」が報じている。
小川アナは、3月末でテレ朝を退社。今夏には報道番組「NEWS23」(TBS系)のメインキャスターに就任すると複数のメディアが報じている。小川アナは2011年4月から昨年9月まで「報道ステーション」のサブキャスターを務めた後、「AbemaPrime」(AbemaTV)の司会を担当。報道畑の経験値は申し分ない。
だが、「報ステ」のライバル番組のメインキャスター就任という大きな決断は彼女一人でできず、田原に相談したのではないかとテレ朝局員が疑っていることを同誌は突き止めた。
「というのも、小川アナが入社後すぐに担当したのが、田原氏がメインMCを務める『サンデープロジェクト』のサブMC。そこで田原の影響を受けて報道志向を強めたといいます。以来、ことあるごとに小川アナは田原氏に相談を持ちかけていたそうです」(週刊誌記者)
真相を確かめるべく「新潮」は田原氏を直撃したが、フリーになる報告は受けたものの、相談されたことは否定。
「ただ、田原氏はフリー転向の報告を受けたとき、〝良いことだ〟と返答したそうです。仕事ぶりに関しても、『サンプロ』で痴漢冤罪者の男性がスタジオ出演した際に小川アナが泣いたことを例に出し、はっきりと反応を示したことを高く評価していました」(前出・週刊誌記者)
実際、小川アナの反応は実に明快だ。18年4月27日放送の「報ステ」では、財務省官僚による性的ハラスメント問題に対して、体制や意識を変えていかなくてはいけないと強く主張。また、前出の「サンプロ」のときだけでなく、たまに涙を見せることもある。16年7月27日の放送では、障害者施設の殺傷事件の報道の際、悲しさから涙を浮かべて数秒間沈黙した。
「無難なコメントをするキャスターが多い中、田原氏ばりに強く明確に主張する小川アナのような存在は貴重。また、悲しいときは泣くという、素直な感情表現も視聴者の共感を買うはずです」(テレビ誌ライター)
2月9日のブログでは、テレ朝最後の仕事が田原氏の番組だったらしく、「私の局員人生は、田原さんに始まり田原さんで終わることになりそうです」と綴った、小川アナ。〝女・田原〟の始まりはすぐそこだ。
(石田英明)