「キラメイジャー」俳優のコロナ感染に哀川翔が「マジかよ」と戦慄したワケ

 志村けんの訃報が伝えられた3月30日。その翌日、芸能界にさらなる衝撃が走った。

 テレビ朝日のスーパー戦隊モノ「魔進戦隊キラメイジャー」で主人公を演じる小宮璃央が新型コロナウイルスに感染したと所属事務所が発表したのだ。

「小宮は陽性が確認される1週間ほど前から阪神の藤浪晋太郎投手と同じように味覚障害を訴えていたようで、症状が出た後も『キラメイジャー』の収録を行うなど、ごく普通に仕事を続けていた。撮影は一時中断を余儀なくされ、共演者やスタッフも順次、検査を受ける予定だと聞いています」(芸能関係者)

 子供たちに人気の戦隊番組が制作ストップとなれば、我が子を自宅待機させている親の世代も気が気でないだろう。だが、「キラメイジャー」俳優のコロナ感染は、思わぬ余波を生んでいた。映画関係者が明かす。

「『キラメイジャー』は東京の大泉にある東映撮影所で収録が行われていました。じつはこの4月から、その撮影所で哀川翔さん主演のデコトラ映画を撮る予定だったんですが、この騒動で撮影は延期になりました。哀川さんとしても、かなりショックだったようで、一報を聞いて『マジかよ……』と絶句したそうです。哀川さんにとって思い入れのあるシリーズだっただけに、落胆するのも無理はありません」

 とはいえ、「コロナ感染」が伝えられないままデコトラ映画の撮影に入っていれば、哀川もまた大きな感染リスクを負うことになったかもしれない。

「哀川さんも心の中では感謝していると思いますよ。『よくぞ勇気を出して検査を受けてくれた』と……。感染発覚が少しでも遅れていれば、さらに感染者は増えていたかもしれません」

 前出の映画関係者はこう哀川の気持ちを代弁したうえで、「最後にひとつだけよろしいでしょうか?」と前置きして次のように語るのだった。

「その撮影所ではつい最近、水谷豊さんの『相棒』がクランクアップしたばかり。撮影時期は『キラメイジャー』とかぶっていたかもしれません。撮影所の敷地は広大なので、別番組の出演者同士が“濃厚接触”していた可能性は低いと思いますが、心配で仕方ありません」

 一刻も早い新型コロナウイルスの収束を願ってやまない。

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