ユニクロ“紙バッグ”有料化延期の発表にくすぶる「耐久性」への不満

 ファーストリテイリングが4月1日から「ユニクロ」と「GU」で紙製のショッピングバッグを有料化(1枚あたり税抜10円)する予定だったものを延期すると発表したが、ネット上では紙バッグへの不満が噴出している。

「同社は昨年9月からショッピングバッグをプラスチック製のものから紙製のものへと順次切り替えを進めており、4月1日以降は環境負荷を軽減するために有料化することを発表していましたが、紙バッグの店舗への投入スケジュールに遅れが生じたため『万全な状態でお客様に有料化へのご協力をお願いできるよう、切り替えのスケジュールが明確になるまで』と、延期することを決定したといいます」(服飾業界関係者)

 ただ、有料化の延期に喜びの声が上がっているかと思いきやネット上では、《延期は嬉しいが、金を取るならそれ相応のものにしてくれ》《ユニクロの紙バッグは何度か利用してるけど、絶対家に帰るまでに破れるんだよな》《この前、ショッピングの途中に紙バッグが破れてえらい目にあった。あれを有料にするのは許せん》など、紙バッグに対しての不満が多く上がっている。

「ユニクロとGUの紙バッグは使い方によっては破れやすいらしく、ユーチューブにも不満を伝える動画が投稿されています。この状態のまま有料化すれば、さらにそんな声が増える可能性はありますね」(経営コンサルタント)

 結局、紙バッグに頼らず自分のエコバッグを持ち歩くのが懸命ということだろう。

(小林洋三)

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