1月31日、法律違反の薬物使用により逮捕された沢尻エリカ被告の初公判が東京地裁で行われ、検察側は懲役1年6カ月を求刑した。法廷で今後について聞かれた沢尻被告は「女優復帰は考えていない」と、キッパリと答えた。
この決断に「潔い」と称賛する声がある一方で「事務所を辞めていないってことは復帰するんでしょ?」と、疑問を投げかける声もある。
そんな中、2月3日付の毎日新聞が、薬物使用で執行猶予付きの有罪判決を受けた、ミュージシャンで俳優のピエール瀧が今月、映画の撮影に参加することがわかったと報じた。それによると瀧は、俳優の竹中直人、山田孝之、斎藤工らが監督を務める「ゾッキ」への出演が決定。瀧は山田が監督するパートに出演するという。
これに対して「グッとラック!」(TBS系)で司会を務める立川志らくは、2月4日放送回で「映画は観たい人が足を運ぶもの」ゆえに問題なしとの考えを明かした。だが、世間一般としては「早すぎる」「やっぱり芸能界は甘い」などの厳しい意見が多いようだ。
「仕事をしなければ、生活できないし損害賠償にも応じられない。だから、きた仕事は受けるというスタンスなのでしょうが、瀧は30年もの間、薬物に手を染め続けてきたことを供述しています。そこに罪の意識が本当にあったのか、甚だ疑問です。法を犯しても安易に復帰できるからこそ、違法なものに手を出しやすいとも考えられなくはない」(芸能記者)
沢尻は約10年、瀧は約30年違法と知りつつ薬物に依存してきた。この事実は決して軽いものではない。